ふるさと点描~案山子・市原市米原~

 国道297号線(大多喜街道)を牛久から大多喜方面に下って行き、米原ゴルフ倶楽部の先の右側の小高い丘の上、田圃にかかしが居ます。周りにロープが張ってあり近くまで行けませんが、何とか撮影できました。

 古典的には、かかしは竹や藁で作った人形が通例でした。これは機能の面から言えば、鳥獣に対して「人間がいる」ように見せかけることを目的としています。人間が農作業を行っていれば鳥獣は近づかないからです。現代では、巨大な目玉を模した風船なども用いられていますが、これは、大きな目を恐れるという動物の本能を利用したものです。

 見かけは立派ですが、ただ突っ立っているだけで何もしない人のことをかかしと言うこともあります。確かにかかしは物質的には立っているだけで、積極的に鳥獣を駆除する事はしませんが、農耕社会からすると、農作物(生計の手段)を守る役割を与えられたかかしは、間接的には共同体であると言えます。

 かかしさん、これからもただ突っ立っているだけで良いのでよろしく。

(市原市写真連盟 南市原写真クラブ 牧野昌彦)

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