東金市の松之郷でぶどうの栽培が始まったのは約40年前。現在11軒あるぶどう園では、季節になると、ぶどう狩りや棚の下でのバーベキューを楽しむことができる。
10年前、ここのぶどうを使ったオリジナルのワインを造ろうと、鈴木賢治さん(54)が仲間に呼びかけた。そしてそれに応じた2軒のぶどう園と共に山梨にあるワイナリーに巨峰を運び込み、翌年ロゼワインができあがった。
ラベルには『松之郷』と大きく描かれてあり、鈴木ぶどう園では『ベルトゥリーワイン』の名前で毎年8月1日から11月15日までの季節限定販売をしている。
「関東ローム層の火山灰がぶどうの栽培に適したのか、毎年、糖度が高く味の濃いぶどうが実ります。食用につくったぶどうを使うので、ワインもコクとぶどうの風味が残る甘口に仕上がります」と鈴木さん。
一般の酒屋には卸さず、3軒のぶどう園での販売のみ。店内にはぶどう100パーセントのぶどうジュースと共に、きりりと冷えたグラスワインを楽しむことができる。もちろんバーベキューにボトルで購入でき、観光客にも好評。土産にと何本かまとめて購入する人も多い。
「お客様が来た時に、ここのワインを出すと喜ばれるのでよく買いに来ます。甘口ですがさっぱりしていて冷やして飲むと女性でも1本くらい平気で飲めちゃいます。悪酔いもしませんよ」とワインを買いにきた市内の主婦。女性のリピーターも多いようだ。
ぶどう園がクローズになった現在、ワインはぶどう園裏にある自宅で販売されている。今年はワイン用にまわすぶどうが少なく、今あるワインに希少価値がでてきた。一本1800円。(大谷)