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九十九里 赤貝「バチダマ」復活!

 20数年前、九十九里でとれていた赤貝が突然姿を消した。急激な水温低下のための大量死とも言われているが、原因はいまだ不明。それが99年、再びとれるようになった。
 九十九里でとれた赤貝は昔から『バチダマ』と呼ばれ、少々小ぶりだが味の良さから高値をつけていた。が、出荷を再開した当時、『バチダマ』を知る人は、東京・築地の市場にも少なくなり、そのうえ市場の赤貝は輸入物が主流。当初まったく値がつかなかったという。そこで立ち上がったのが海匝漁協(飯岡町)青年部だ。
「まずバチダマを知ってもらうために、青年部が買い付けを始めたんです。通常、漁師はセリに出したら終わり。あとは仲買が入札し、築地など市場に出荷するけど、青年部がセリ落として管理、出荷までやるんです。今では青年部が交渉に行って、山梨や栃木の方の市場にも出荷してるんですよ」と話してくれたのは、青年部副部長の鈴木大作さん。この青年部の一連の試みが成功したのは全国でも例をみないという。その結果、水産庁長官賞も受賞した。
 だが、当初はセリ落とした赤貝を保存しておく大がかりな水槽や冷却装置、水を循環させるシステムなど、その設備を整えるのに苦労したそうだ。
「前は飯岡漁港を出てすぐの所で漁をしていたけど、ここ2年位は白子の沖でとってます。その間にこっちの漁港近くがまた増えているから」と資源保護にも気を配る。
 コリコリとした歯ごたえと甘さが人気の『バチダマ』。毎年1カ所ずつでも出荷先を増やすのが今後の課題だと鈴木副部長は話す。   (菅家)

問い合わせ/海匝漁協匝瑳支所
TEL.0479-67-5115

 



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