せりの仲間で「オランダミツバ」とも呼ばれるセロリ。市場には一年中出回っているが、冷涼な気候を好む野菜なので、旬は12月から2月まで。まさに今がその旬の時期といえる。
山武郡市で唯一セロリの栽培・販売をしている東金市松之郷の土肥農園では、化学肥料や除草剤を使わず育てられたセロリを敷地内の農産物販売所で売っている。
「亡くなった主人がセロリを栽培し始めましたが、最低限の消毒で、堆肥と鶏糞と油かすだけで栽培するのは大変な苦労があります。昨年からは、主人がモットーとしていた『環境と体にやさしい農業』を息子が引き続いてやってくれています」と土肥恵子さん。
セロリは独特の香りがあり、好き嫌いが別れる野菜だが、「土肥さんちのセロリはくせがなく甘い」と口コミで評判になり、当初1つしかなかったハウスが今では3つになるほど、需要が増えてきた。
栄養的には代謝をよくするカロチンとストレスに対する抵抗力を高めるビタミンCが豊富で、食物繊維は整腸やコレステロールの低下に効果があるといわれる。特に栄養は葉のほうにあるので捨てずに使いたい。
生食はもちろん、薄くスライスしたセロリと輪切りになったイカの燻製と玉ねぎを合わせ、フレンチドレッシングをたっぷりかけ一晩おくとびっくりするほどのおいしさ。彩ににんじんを入れるときれいだ。葉は天ぷらや、さっと湯がいて醤油とみりんで佃煮にするといいそうだ。他の調理方法を聞きたい人は販売所で。1株400円程度(大谷)