形がタケノコに似ていることからこの名前がつき、サトイモ科の中で一番大型になる。京イモとも呼ばれ、京野菜のように思われがちだが、京都で使われるのはエビイモ。本来は宮崎県の特産品だったが、最近は千葉県でも栽培されるようになった。
外房地域でも栽培する農家は多いといわれるが、市場に多く出回るほどまとまった生産量はなく、12月から1月にかけて店頭のサトイモの脇にほんの少し並ぶ程度。しかしホクホク感がなんともいえないと評判はすこぶる良く、正月料理には欠かせないという人もいるとか。
茂原市萱場の大木信央さんも「煮付けによし、味噌汁は最高。芋の中で一番うまい」とタケノコイモに魅せられ、数年前から栽培を始め、茂原農産物直売所の『旬の里・ねぎぼうず』に出荷している。
タケノコイモはイモ類の中でも低カロリー。良質のたんぱく質、特にアミノ酸を多く含み、優良健康食品といえる。煮崩れしないので、おでんのように長時間煮込む料理にも使える。あく抜きは必要ないが、えぐみが気になるなら酢を入れた水からゆでるとよい。
煮物以外に田楽、水溶き片栗粉に通して油で揚げ、塩をつけて食べるのもお勧め。(大谷)