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老舗の味『金山寺みそ』を守りつつ
 新商品開発にも意欲的に挑戦

 鎌倉時代、中国の金山寺へ禅の修行に渡った僧侶によって日本へ伝えられたといわれている『金山寺みそ』。その専門店『小川屋味噌店』(東金市)は嘉永元年の創業。今年で158年目を迎える老舗だ。昭和54年、国道126号バイパス沿いにオープンした直営店を守るのは、8代目を継ぐ予定の小川京子さん。
「元は醤油と麹を作っていたそうです。そこから味噌作りを始め、何か特徴のあるものをと『金山寺みそ』に絞ったと聞いてます。昭和30年代、20代後半で店を継いだ父(7代目社長小川計司さん)が、自分で三輪トラックを運転して築地や銚子のほうまで配達して廻ったり、徐々に販路を広げていったそうです」
 そして今では、全国大手有名デパートをはじめ、アメリカ、台湾など海外へも進出。小麦の発酵によって生まれるアミノ酸や乳酸菌の健康効果を期待して、近頃は健康食品として支持されている。
 そんな『金山寺みそ』の特徴は、小麦と一緒に発酵熟成させるなすなど野菜のうま味がほどよく調和した甘口なところ。また、『金山寺みそ』に漬け込まれた刻んだなすだけ「先に食べちゃう」というお客さんの声に応え商品化した、大きめに切ったなすをもろみに漬け込んだ『もろみなす』も大人気。ほかにも『田楽みそ』や『ゆずみそ』など調理味噌も充実。
「社長である父は、新しいこと大好きで、新しい機械もどんどん取り入れるタイプなんです。新商品の開発にも意欲的で、せっかくおいしいイワシが九十九里浜でとれるんだからと、3年程前から魚から作るお醤油、魚醤にも挑戦してるんですよ」
 ただし、この魚醤『浜醤(はまびしお)』は、イワシの旬の時期に仕込み2年間の熟成が必要と、大変手間がかかるため、1回にボトル数十本しかできない。直営店のみの商品で、昨年も11月から販売し、年末には完売。次の出荷は今秋頃の予定だ。
 最後に、「この『小川屋』の味を守っていければと思ってます」と8代目。
(菅家)

問い合わせ/小川屋味噌店
TEL.0475-52-5588

 



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