NO.24

「ローカロリーでクセがない」
ズッキーニ

「丸ごと召し上がれ」
ミニカボチャ(坊ちゃん)

(茂原市)

 手のひらサイズの可愛いミニカボチャ、夏野菜では注目度の高いズッキーニ。今回は、この2つの野菜を作っている茂原市の錦織さだ子さん(70)にお話を伺った。錦織さん宅は米・ネギ農家だが、さだ子さんは他にも年間いろいろな野菜を作っている。
 ズッキーニも坊ちゃんも、ウリ科の野菜でカボチャの仲間。ミニカボチャには『かりっこ』『プッチィーニ』『坊ちゃん』の3品種あり、錦織さんが作っているのが『坊ちゃん』。坊ちゃんは、日本カボチャと西洋カボチャとの雑種。食べきりサイズと甘味の強さが人気で、錦織さんは8年ほど前から作り始めた。
 ハウスの中に支柱を立て、ネットを張り、坊ちゃんの蔓を這わせる。カボチャは地面に転がるようになっているというイメージだったので、ピカピカ肌のミニカボチャのトンネルに思わず目を見張った。「地面についてないから、全部黒くてきれいでしょ」と錦織さん。
 虫に悩まされたこともあるが、「ハエ取り紙みたいなものを使い、殺虫剤を使ったり消毒は一切しない」。味を良くするために、配合飼料に加え、魚粉や鶏糞を入れる。7月いっぱいまで収穫する。手軽で美味しい食べ方は「へたのところを切って、種をくり抜き、挽肉とタマネギのみじん切りなどをサッと味付けして、レンジで箸が通るくらいまでチンすればOK」とのこと。
 そして、ズッキーニ。カボチャは、日本カボチャ、西洋カボチャ、ペポカボチャの3種類に分けられ、ズッキーニはペポカボチャに属する。カロリーが低く、ビタミンBとCが豊富。ナスに似た食感だがクセがなく、かき揚げにしても美味しいとのこと。また、「フライパンで焼いてとろけるチーズをかけて塩コショウで食べるのも美味しい」とも。が、何といってもズッキーニを使った代表的な料理は、トマトなど夏野菜を炒めて蒸し煮した『ラタトゥイユ』。「野菜が美味しくたっぷり食べられる」と人気がある。  
 錦織さんは5月中旬から7月中旬まで収穫する。露地栽培だが、雨が降ると交配ができない、強い風が吹くと折れてしまうことから、ビニール張りの屋根をつけている。お客さんのニーズに応え、少し短めサイズも作っている。
 「育ててみたい」意欲に駆られて始めたブドウ栽培も今年は順調のようだ。
「去年、直売所に出したら結構喜んでいただけたの。種類?昔、流行り出しの巨峰、って言えばいいかしら。今、出回っている大きな真っ黒い巨峰とは全然違う。ほんのり色がつく程度。でも、ハウス栽培だからか甘さは出るんです。9月になったら売り場に出す予定です」と幸せそうに微笑む錦織さん。
「農家なのに趣味も農業なの(笑)。作物ができた時の喜びと、買ってもらえた喜びがあるから。米やネギなどJAに出荷したものは消費者の反応が分からないけど、私が他に作る野菜は地元の直売所『旬の里ねぎぼうず』に生産者の名前入りで販売してもらってるので、直に反響がわかって励みになるし嬉しい」と話す。(内田)

問い合わせ/旬の里ねぎぼうず
TEL.0475-34-4800

 



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