様々な果物が店頭に並ぶようになったが、夏といえば、まずスイカをイメージする人は多いだろう。千葉県でスイカの大産地だと富里が有名だが、規模こそ比べれば小さいけれど、昔から銚子でもスイカは栽培されている。
中でも注目の的は、『べにかんろ』。普通、見慣れたスイカの皮は黒と緑の縞模様だが、『べにかんろ』は黒皮スイカと称されるだけあって、かなり深く濃い緑色で縞模様は入ってない。そして、さっぱりとした甘味にサックリした食感。花が咲いて収穫までに普通のスイカより日数がかかるため、ずっしりと実が締まり、皮が堅めで日持ちがよいとか。出荷時期は7月中旬から8月下旬。
現在、銚子地区で『べにかんろ』を栽培している農家は19軒。昨今の野菜のミニサイズ化が進む中、この大玉スイカ『べにかんろ』も農家の高齢化に伴い、栽培する人が激減したという。
銚子西瓜組合連合会副会長の多田秀一さんに、お話を伺った。多田さんは10アールの畑に400本ほどの『べにかんろ』を定植している。ビニールトンネルで丹精込めて栽培される。「普通のスイカとより、受粉作業に手がかかるんですよ」と多田さんはいう。
今年は4月5月と天候不順で着花不良もあったが「収穫したスイカの糖度は11度以上」と甘味も折り紙付き!大玉といっても4キロ位のSから10キロ近い4Lサイズまであり、市場では7・5キロの2Lサイズを主流に取り引きされるそうだ。
爽やかな甘さでたっぷりの水分とアミノ酸を含むスイカを食べて、夏バテ予防を。
尚、『べにかんろ』は、作付け面積が小さく市場出荷分確保のため、宅急便対応はしていない。周辺で買い求める場合は、イオン系の小売店で。(内田)