NO.28

 栄養満点の自然食
 「落花生」
(八街市)

 八街の秋の風物詩ともいえる、収穫した落花生を天日干しするため積み上げた「ぼっち」。ところが、この「ぼっち」状態にしない落花生もある。生落花生で作る『ゆで落花生』の場合だ。
 ここ数年、小売店や飲食店で『ゆで落花生』を見るようになった。落花生の生産日本一である千葉県では、最もポピュラーな煎り落花生が人気だが、この『ゆで落花生』は従来の食感とは異なる「枝豆のような、ほんのり塩味がついた柔らかさ」が消費者に受けている。
 ゆで落花生は、掘りたての新鮮な生落花生でないと作れないため、市販されている商品は落花生農家が収穫してすぐ加工し急速冷凍したもの。そこでよく耳にするのが、「解凍して食べた時、塩味が足りなかったり、固すぎたり柔らかすぎたり…」という声。消費者の好みは様々。そこで、オススメなのが生落花生を購入して自分で茹でること。
 今年5月にオープンした直売所『スマイル八街の森』で、来月はじめまで掘りたての『里の香』という品種の生落花生が店頭に並ぶ。千葉県の推奨品種として、有名な晩生種である『千葉半立』と並ぶ『里の香』は早生種。ゆで落花生にと栽培されているが、煎りで食べても「千葉半立より美味しい」という人もいる。
 八街市で『里の香』を栽培している雨宮さんは、6年ほど前から生と煎りで出荷している。40アールの畑に、4月、前年、収穫した種用に選別した実を一粒ずつ畑に落とし込む。6月末から7月にかけて黄色い花をつけ、8月、子房柄とよばれる柄が地面に向かって伸び始め、土中に入り込み柄の先が成長し、さやができ中に実がつく。9月に収穫する。とれたての生落花生が手に入ったら、30分から40分塩茹でするといいとか。
 12月には、ぼっちで乾燥させた『里の香』の煎り落花生も市場に出荷予定。落花生にはビタミンEやリノール酸、レシチンなど、記憶力アップや老化を遅らせる等々、健康に良い成分がたっぷり含まれている。毎日、数粒ずつ食べて元気に過ごそう。(内田)

問い合わせ/スマイルやちまた
TEL.043-441-1147

 



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