八街の直売所で、紅白のサツマイモを見つけた。お馴染みのベニアズマと…?『黄金千貫』という白いサツマイモだ。白というよりジャガイモの皮に近い黄色みを帯びた色。かりんとうなどのお菓子や焼酎の原料として、鹿児島では多く栽培されているが、千葉ではなかなか見かけない。八街周辺でも出荷しているのは1軒の農家だけ。そこで、その生産農家である佐藤さんの畑を訪ねた。
「5月に種芋の苗を植え、秋に収穫をして貯蔵する。主に出荷先は東京や山梨の市場だね。地元に出すのは1割に満たない」と御主人の昇さん。
直売所でベニアズマとセットで売るのは、「2つのイモを味わってほしいから」。奥様の文江さんは「昔は金時が主流だったけど、今はベニアズマ。ふかしても天ぷらにしても大学芋も美味しいけれど、意外にもサラダもイケルのよ」とおしえてくれた。
ポテトサラダといえばジャガイモだが、同様に、サツマイモで作っても美味しいとか。黄金千貫は「ほっこりして懐かしい味」だそう。こちらは、天ぷらや焼き芋にするのがオススメとのこと。
もうひとつ、佐藤さんの畑で作っているサツマイモはムラサキイモ。羊羹や蒸しパンなど加工した方が美味しいと話す。「簡単な蒸しパンの作り方は、潰したムラサキイモをケーキミックスに混ぜ合わせ、牛乳を足して作るだけ」。作った蒸しパンをご馳走になった。もっちりした食感と自然の鮮やかな色が楽しめるお菓子だった。
「ベニアズマは光沢があり濃い色で肌が滑らかなものを選んで。保存方法は、洗わずに新聞紙にくるんで、15度前後の涼しい所に置いておくこと。冷蔵庫には入れないことだね」佐藤さんからのアドバイスだ。(内田)