蓮沼村が千葉県で初めてエシャレットを栽培したのは今から28年前。
現在、千葉県は静岡や茨城に次ぐ全国第3位の生産量を誇っており、その中の95%が蓮沼村産。
県内で一番小さな村の蓮沼だが、海抜1メートルに満たない砂地が栽培に向いているためか、良質のエシャレットが栽培できる。
「天候にあまり左右されず、出荷が楽で女性でも作りやすい作物です。最近は農薬を減らした有機肥料中心の栽培方法にかわってきました」と生産農家の一人、椎名富美子さん。
エシャレットは若いらっきょうで、ユリ科の植物。12月から翌年の5月までエシャレットとして販売するが、それ以降はらっきょうとして出荷する。名前がよく似たエシャロットはたまねぎの変種であり別なもの。
エシャレットは生で味噌をつけて食べる他に、茎も一緒に付けて揚げる天ぷら、キノコなどと一緒に油でいためるのが一般的な食べ方だが、漬物にするのもお勧め。
「塩漬けした後、さっと洗って水気を切り、醤油、みりん、隠し味に酢を少々入れて漬けるとおいしいですよ」と椎名さん。また松前漬けの中に切って入れるのも蓮沼ならではの食べ方だという。
ビタミンや鉄分が豊富で、血液の循環を良くするの働きがあり、心臓病やぜんそく予防、老化防止という嬉しい効用がある。またニンニクにも含まれる強力な殺菌作用があるアリシンという成分が多く、何にしても体には良さそう。
6、7本で150円前後。(大谷)