NO.31

 赤いダイコン『紅甘味』と
赤いカブ『恵星紅』、
紫の帽子を被ったような
カブ『雪見カブ』

 いま、季節を問わず様々な野菜を食べることができるが、やはり旬の野菜はおいしい。
 冬野菜といえば、白菜と並んでダイコン、そしてカブが挙げられるだろう。
 茂原市西野の斉藤琳子さん(69)は、御主人と主に米とネギを作っている。その一方で、「変わった野菜を栽培してみたい」と、毎年、何らか新しい野菜づくりに挑戦し、地元の直売所に出荷している。「だって、ひとと同じものを作っていても面白くないでしょ。珍しい野菜を置いてると直売所のPRにもなるし」と、笑顔で話す。だいたい毎年40品目以上の野菜を作る。
 そして、この冬、直売所に並び話題を呼びそうな野菜が、赤いダイコン『紅甘味』と赤いカブ『恵星紅』と『黄河紅丸』など、そして頭の部分が紫の『雪見カブ』
 まずは赤いダイコン『紅甘味』だが、濃い紅色の皮をむけば、中は真っ白で、普通の白いダイコンに比べると?その名の通り、「生で食べても甘い。みずみずしく柔らかい。普通のダイコンより肉質が細かく、おでんに入れても早く煮える」。斉藤さんは6年前から作っているが、「サラダや浅漬けに買っていく人が多い」とのこと。10月から年明けて2月頃まで出荷する。 
 種蒔きのあと、間引いた葉も『ダイコン菜』として収穫する。「炒め物や浅漬けにと買っていく人がいる」とか。 
 ダイコンの栽培は、台風で倒れた時に起こしてあげ、2回肥料を与えるぐらいで手間がかからず、「それだけで元気にすくすくと育つ」。直径10センチほど、長さ35センチ前後の「うちのは肥満児です」という紅甘味。
 そして赤いカブ『恵星紅』など。こちらは今年で3年目の栽培。「漬物専門ね。甘みと酢が入ると、素晴らしい紅色に染まるの」
 葉に近い部分が紫色のカブ『雪見カブ』。どうして、紫なのに雪見?「何故かしらねぇ?」斉藤さんも分からないらしい。普通の白いカブより柔らかめ。去年、某テレビ番組で、カブをたてて摺りおろしたものが、風邪のウィルスを殺すという話を取り上げた時は、普通の白いカブも売れたが、このカブも生食がおいしいこともあって、よく売れたそうだ。どちらも正月明け頃まで出荷する。
 他、斉藤さんがこの時期、出荷している野菜には、濃い緑の葉に、中の下の部分がオレンジがかった、生で食べられるサラダ感覚の白菜『オレンジクィーン』や、煮物や味噌汁の具にピッタリのイモ『セレベス』などもある。
 斉藤さんが野菜づくりで心がけていることは、いかに農薬を抑え栽培するか。「私は虫食いの小松菜やカブも出荷してます。私のダイコンの葉は、虫食いで縮れちゃってレースみたいになってるの(笑)。でも、『こういうのが欲しかったのよ』と言ってくださるお客さんがいるのが嬉しい」
 家庭での調理法や外食メニューもいろいろあるダイコンとカブ。年末年始は外食の機会も増え、胃腸に負担がかかるシーズン。ジアスターゼをたっぷり含み、消化を促し胸焼けや胃もたれ、二日酔いに効果があるダイコンや、風邪予防にビタミン豊富なカブを積極的に食べて元気に新しい年を迎えよう。(内田)

問い合わせ/旬の里 ねぎぼうず
TEL.0475-34-4800

 



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