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「『きんつ』に行こう」が地元での合言葉
かまどで煮たつぶあんが人気の秘密

 岬町椎木商店街では『きんつ』の愛称で親しまれてきた『きんつばや』。昭和35年の創業以来、店を守ってきた祖父が亡くなった平成6年。店を改装し、以降、祖父の味を守ってきたのは息子の白鳥保治さん(62)と由利子さん(58)ご夫婦だ。
 岬から勝浦にかけて『きんつば』と呼ばれているが、全国的には『今川焼き』が一般的だ。この『きんつばや』でも店を改装したのを機に『今川焼き』ののれんを出したことがあったが、子どもたちから「それ何?」といわれ、「馴染まなかったのでやめた」そう。
 そしてもうひとつ。創業以来守っているのが手作りのつぶあんだ。祖父の時代から、会社勤めをしていた保治さんが、休みを利用して手作りしていたつぶあんは、今でも当時のまま。北海道の小豆をかまどでじっくり煮つめ、砂糖も沖縄の黒砂糖のほか、三温糖やザラメにもこだわっている。「ちょっとでも焦がしたらアウトなので、長時間ずっとつきっきりで煮詰めています」と保治さん。そんなあんこにはファンも多く、大網や東金、大多喜からもわざわざ買いに来てくれるお客さんがいるという。
「直径6センチほどの大きさがちょうどいいみたいですね。今は10センチほどの大判焼きが主流みたいで、今川焼きの型はもう売ってないんですよ。今使っている型は、浅草まで行って作ってもらいました」と保治さんが言うように、小ぶりで甘さ控えめな『きんつば』は、2〜3個はペロリといける。「温かいものを食べてもらうのがいちばんなので、電話で注文していただければ、時間には焼きたてを用意しておきます」とのこと。
『きんつば』は10月から6月まで。夏季はカキ氷に変わる。営業は朝9時から夜7時頃まで。あんが無くなり次第閉店に。6のつく日定休。つぶあん、しろあん1個、65円。クリーム60円。(菅家)

問い合わせ/きんつばや
TEL.0470-87-3014

 



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