NO.9

東総地域のおやつとして
お馴染みの『しんこ餅』が
2度ふかしでソフトに変身

しんこ餅(大網白里町)

 昔から香取地域の農家で子どものおやつとして食べられていた『しんこ餅』。正式名称を『性学餅』といい、江戸末期、農村復興の指導者・大原幽学が考案したと伝えられている。
 米を粉にして団子状に丸めふかしたそれは、とても固く食べにくい。そこで、しとう農園のご主人、市東光孝さんが、もっと気軽に食べられるようにと、試行錯誤を繰り返し作り出したのが、米をそのまま2度ぶかしし、棒状に形成した『しんこ餅(ソフト)』だ。
 自家製のコシヒカリに1割のもち米を混ぜたものを、洗って2日間真水にさらしふかす。それをまた一晩寝かせ、再びふかすという非常に手間のかかる『しんこ餅(ソフト)』を、市東さんのお宅では、かまどの火の番担当の94歳のおばあちゃんを筆頭に家族全員で作っている。
「1センチ幅くらいに切って、お湯でゆでるか焼いて、きなこや砂糖醤油でからめて食べるのが昔からの食べ方ですが、ポテトチップスみたいに薄くスライスしてバターで炒めたり、鍋に入れるというお客さんもいるんですよ」とご主人。
 噛むとお米の歯ごたえも残っていながら、モチモチしていてとても美味しい。小さな子どもはもちろん、お年寄りも問題なくいただける。
 ただ、いっさい添加物を使っていないので、これからの季節は10度以下に冷蔵して4日。冬場でも1週間が賞味期間だそう。地方発送も可能だが、日曜に開かれる大網の朝市で、ご主人との会話を楽しみながらのお買い物もおすすめ。JA山武郡市農産物直売所『緑の風』でも販売中。1本157円。

問い合わせ/しとう農園 市東光孝さん
TEL.0475-77-2470

 



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