金曜日の午後7時を過ぎると、差し入れを持って人が集まりだす。会場になるのは茂原の成美音楽学院。8ヶ月前、スタジオの完成を機に、学院のオーナーである酒井さんのほか3人のメンバーが主体となり「遊 You Jazz Club」が発足した。
会員は約30名。この中には演奏をする人はもちろん、その時に集まったギャラリーも含まれる。 2年ほど前から、酒井さんはミュージックフリーマーケットや各大学からジャズのグループを招待し、コンサートを行ってきた。「私の夢は、この茂原で国際ジャズフェスティバルを開催することです。その夢を現実にするための第一歩として、ジャズ好きを掘り起こしています。それでこの会を発足させました。夢を実現するには、人のつながりが大事です。人が集まるところに、エネルギーが集まるものなんですよ。私達は場を提供しているだけです」。
会員は茂原市以外からも、多く集まる。遠くは御宿や松尾から来ている人もいる。また、会社帰りなのか、スーツ姿の人もいた。「日頃の成果を披露するのが楽しみです。ここは演奏するだけでなくジャズに関する話もできるので、たとえ楽器ができなくても楽しいですよ。女性の会員が多いのも、場が和やかになっています」と会員のひとり。
中には楽器を演奏したことがなかったが、ここに来るようになってからサックスを始めてしまった人がいる。「たまたま友人が貸してくれたので遊び程度にさわっていました。でもどうせやるならみんなと一緒に演奏したいと思い、がんばっています。定年の年令を過ぎましたが、いくつになっても可能性があるということを皆さんに知ってもらいたいですね。自分を再発見しました」。
月に一度はプロや大学のサークルを呼んで演奏会を行う。そしてジャズの話をしたり、一緒に演奏をする。仲間作りの媒体としてジャズがあるので、上手下手は関係ないという。 「今後はテーマを決めて話をしたり、情報交換のためにミニコミ誌を年に4回ほど出そうかと思っています。
A列車でいこうという有名な曲がありますが、それにひっかけて房州を走るジャズ列車を運行させようという夢もあります。面白いでしょう。そして誰でも気軽に遊びに来られるよう、雰囲気作りをしたいですね」と酒井さん。
会費は原則として無料。ただしプロが来たときは実費負担。持ち込みの食べ物、飲み物、楽器、すべて可。毎週金曜日。19時過ぎから。現在、ジャズ好きの仲間を募集。レベルは関係なし。特に女性の参加を求めている。(大)