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−白子町交通安全母の会−

「行ってらっしゃい、気をつけて」
呼びかけから始まる家庭の交通安全

 「交通安全は家庭から」という国の考えにより、総務庁長官の要請を受け全国につくられた交通安全母の会。その名のとおり、母親が主体となっているボランティア団体だ。
 『白子町交通安全母の会』は結成から9年を過ぎ、当初19名で発足した会員数は、現在約360人まで増えた。菊池寿江さんは白子に母の会を創設した時から会長を務めている。安全協会の交通指導員としても長く、子どもたちの通学時に道路で指導するなどの活動をしてきた。「家庭で交通安全と言われても、最初は何をやっていいのか分かりませんでした。つまりは『いってらっしゃい。気をつけてね』『シートベルトをしてね』という呼びかけ運動から始めるということです。最近になって、やっとこの会の主旨が分かってもらえたかな?と言う感じですね」。
 発足当時、活動の内容が理解されず会員はなかなか増えなかった。しかし白子町に3つある保育所の先生方の協力を得、園児と母親に会の主旨を説明し、現在では保育所に子どもを通わせる母親全員が会員となっている。「保育所に通わせるのに、今はたいてい車を利用しますから、理解を得られたと思います。子どもにも定期的に開く交通安全教室などで、交通マナーを教えています。今では『シートベルトしめた?』など、子どもからも親に呼びかけるようになりましたよ」。
 母の会は毎年、『幼児と高齢者の交通安全祭り』を主催する。今年は9月9日、白子町青少年センターで開催され、園児や母親、老人クラブの会員らが集まり、茂原警察署による白バイやパトカーの乗車体験、会員らのバザー、ステージ演奏などが行われた。バザー売上げ金と募金箱に寄せられた義援金は福祉事業団に寄付し、3つの保育所の園児たちによるステージでは、交通安全の歌も披露された。この歌は茂原交通安全協会の職員、斉藤陽子さんが作詞作曲したもの。「母の会や安全協会が行うイベントの時、何かテーマソングがあったらいいね、と以前から話は出ていました。でも予算がなくて、結局私が作ることになってしまいました。詩はすぐ出来たのですが、曲を作ってくれる人がいなくて、私が鼻歌のように歌ったのをピアノの先生が音をひろって譜面にしてくれました。たくさんの方の力を借り、すてきな歌が出来上がりました」と斉藤さん。
 歌のテーマは1番が歩行者、2番シートベルト、3番は携帯電話、4番チャイルドシート。『みんな知ってるはずだけど 車にのったらカチッとだよ 何のことだろう シー・ト・ベ・ル・ト(中略)すぐそこなんて言わないで カチッ・カチッ・カチッ』と、可愛らしく、子どもにも親しみやすい歌詞。3番の携帯電話では『一つみんなに言いたいな 携帯電話をもつならば 運転中はダメ・ダメ・ダメ(中略)もしも急ぎでないなら 両手でハンドルにぎりしめ 安全運転がんばって みんなにみせましょいいお手本』と呼びかけ、4番のチャイルドシートは『チャイルドシートって知っている? 子どものための安全さ 面倒がらないでチャント・チャント・チャント だいじな命守りましょう(後略)』となっている。1番から4番それぞれが『みんなが元気ならうれしいな 交通安全守りましょう 君も僕も守りましょう 今日も一日ありがとう』で終わる。
 「これからは子どもだけではなく、高齢者、特に独居老人にまで範囲を広げた活動が目標です。非常に難しい事ですが、まず高齢者の方を戸外に連れ出すことから始め、交通規則など一緒になって学んでいきたいと思っています」と菊池さんは今後の抱負を話している。(大)

◇白子町交通安全母の会
 TEL 0475・33・3118
 

写真説明
 1. 会長の菊池さん(左から2番目)と、歌を作った斉藤さん(右端)
 2. 今年行われた幼児と高齢者の交通安全祭りで「交通安全の歌」を歌う園児達。


 



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