『市原市民ばんど』は、昭和52年に八幡中学校の吹奏楽部OBによって結成されて以来、20年以上も活動を続けています。hバンドfをひらがなにしたのは、誰からも親しまれるhばんどfになりたいという気持ちが込められているため。その名のとおり和気あいあいとしていてとても楽しいバンドです。 現在は八幡中OBだけでなく、市原市内や千葉市から30名ほどのメンバーが集まり、毎週金曜日に練習しています。会社員にとっては1週間の疲れがたまる金曜日ですが、団員たちは楽器をかかえて楽しそうに練習会場にやって来ます。どんなに疲れていても皆で心をひとつに合わせて演奏をしていると、疲れもどこかへ吹っ飛んでしまうようです。金曜日の就業後に飲み屋に行くのをちょっと我慢して、3時間の練習に励んだ後に飲むビールの味は格別!なんていう声もちらほら。 テューバを担当している団長の青柳隆之さんは、数年前に自分の楽器を購入したそうです。テューバは低音部を担当する金管楽器で、男性でもやっと抱えられるくらいの大きな楽器です。持ち運びが困難なため、楽器は練習会場に保管してあります。大好きな自分の楽器を演奏できる金曜日は週末の楽しみになっているそうです。 自らもサックスを奏し、指揮者として団をまとめているのは田中雅彦さん。田中さんは開設当初からの団員で八幡中吹奏楽部OB、県立高校の吹奏楽部を指導した経験もあります。楽器編成は、フルート・クラリネット・サックスなどの木管楽器、トランペット・ホルン・トロンボーン・ユーフォニウム・テューバなどの金管楽器、そしてドラムという本格的な編成になっています。 臨海まつり、五井サマーフェスティバル、千葉市農業まつりなどの他、八幡公民館で開催される公民館まつりや成人式などで演奏し、年間およそ10回程の本番を迎えます。またディズニーランドで演奏する一般団体を公募しているオーディションに毎年応募し、何度もディズニーランドのステージを踏んでいるそうです。 20年以上もの間に演奏した曲は500曲以上になります。練習会場には、パート別にきちんと整理された楽譜が約550冊も保管されています。毎回の練習で演奏する曲は、550曲の中から田中さんがその都度選んで楽譜が配られます。取材に伺った日には、「となりのトトロメドレー」「アメリカン・パトロール」「聖者の行進」「ちびまる子ちゃんメドレー」「ドリフずっこけ大集合!」「ショパンの別れの曲」の6曲が演奏されました。10年ぶりに演奏した曲もあり、初めて楽譜を見た団員も多かったはずですが、初見演奏とは思えないほどの立派な演奏でした。リズムに乗って身体を揺らしながら楽しそうに演奏している姿がとても印象的に残っています。 (西)