rogo.gif (12264 バイト)

NO.38

初心者・女 性・お年寄りも大歓迎
投げて、釣って、食べる
投げ釣りサークル

九十九【つくも】フィッシングサーフ
(東金市)

 東金市の川場に投げ釣り専門サークル『九十九フィッシングサーフ』がある。現在会員数6名(うち女性3名)。昨年9月に発足したばかりのサークルだ。「投げ釣り初心者や、女性、お年寄りも含めて、誰もが気軽に集まれる会にしたい」と呼びかける代表・増田善弘さん(44)にお話を伺った。

 今から13年前、市川市から東金市への転居を機に投げ釣りを始めた。休日にはよく九十九里へ行き、全て自己流で技術を修得したという。「始めたころは、錘だけが飛んでいってしまったり、針が絡んだりとハプニングの連続でした」と苦笑い。今では、投げ釣り一筋、釣り歴13年のベテランである。船にも数回乗ったことがあるが、「釣れるところに連れていってくれる海釣りよりも、自分の勘と好きな時間を使って釣りをする投げ釣りの自由さがたまらない」と話す。近ごろは、本格的な投げ釣りの公式大会にも多数参加、昨年12月の『全日本カレイ大会』ではみごと入賞した。この大会は年に2回実施され、北海道から九州まで一斉に釣り上げられる魚の大きさを競うというもの。参加人数5000人にのぼる大規模なイベントだ。
「釣った魚はリリースするという考え方もありますが、基本的に持ち帰り美味しくいただきます」。釣りをするようになってから、命の循環や環境保全に対する思いも強まったという。もちろん、ゴミは全て持ち帰る。「最近、ジェットスキーが流行りだし、かなり釣りがやりにくくなってきました。特に夏場は、マナーの悪い海水浴客や釣り人、ジェットスキーヤーたちを見ると、腹がたって仕方ない。シロギスなど臆病な魚は逃げてしまうし、油はまき散らすし地元の漁師さんもかなり困り果ていますよ」。3年前から、九十九里の片貝漁港は釣り人やサーファーの出入りを禁止した。「せめて、サークルに入っている人たちには、最低限のマナーだけでも守ってほしいですね。たとえその人数が少なくても意義あることだから」。
 投げ釣りには忍耐力がいる。前日の夜に釣り場に出かけ、冬は明け方、夏は朝の4時頃から釣り始める。「大物を釣るのであれば辛抱強く待ち、2〜3時間釣れなくても自分を信じて何時間でも待つ覚悟が必要」。これが投げ釣りの極意なのだ。季節や魚の種類によっても釣れる時間帯が違い、カレイなどは朝7時から10時ころがよく釣れる。また、夏には夜釣りもやる。シロギスなら26センチ、マゴチなら40センチ以上の大物魚が狙いやすい。房総半島では26から30センチくらいのジャンボギスが狙い目。夏はシロギスの他、クロダイ、カワハギなど。冬は、アイナメ、カレイ。スズキは年間通して釣れる。今までの自慢は、70センチのスズキ!
「初心者の女性でも、練習すれば80メートルは飛ばせるようになりますよ」。若いころは野球のピッチャー。もともと投げることが好きだったことも、投げ釣りにはまった理由のひとつらしい。
 釣りを始めて以来十数年、休日はもったいなくてゴロ寝などしている暇もない。「竿を見つめていると不思議と心が和んだり、自然と集中力もついてきます。仕事が忙しくて釣りに行けないときなど、頭のなかがぐちゃぐちゃでいいアイデアが浮かばない、忙しいときに無理をしてでも釣りに行くと逆にいい考えがどんどん浮かぶ」。週末に釣りをするために、常にてきぱきと仕事をこなす。働くことにがんばりもでてくる。釣りと仕事がもたらす相乗効果は絶大なもの。とりわけ「大海原を前に自然に取り込まれていく自分、を感じるときは至福のときなんです」と嬉しそう。
「『投げて・釣れて・食べる』ことは釣りの醍醐味ですが、釣りを通じて人とのつながりの輪が広がってゆけばもっと楽しみが増えるはず。釣りを始めてみたいけど、竿の選び方なども分からない人にはきちんとお教えしますよ。みんなで投げ釣りやったり、キャンプやバーベキューをしたりとレクリエーションも重視します。活動はなるべく九十九里や1時間以内で行ける範囲内で楽しみたいですね。釣りのポイント開拓もしますよ。御宿など、磯があるところは狙い目。初心者、女性、お年寄りも大歓迎です」。
 年齢制限も参加資格もなし。時間とマナーが守れる方なら誰でも可。年会費は、会報の通信費として3000円を予定。「竿・リール・糸・おもり・クーラーボックスを合わせて、初心者でも1万5000円もあれば始められます。釣りのとき以外でも、会員同士が日頃から集まれる気楽な会になればいいですね」。会の活動は、暖かくなる3月ごろから本格的にスタートさせる予定。 (本)

  

増田善弘さん
TEL0475-50-2355

投げ釣り13年のベテラン増田さん

 



(C)City Life