茂原にトライアスロンのサークルがある。『千葉スーパーマン』の会員は女性を含む14名。今から13年前、前会長の舟木正作さん(現名誉会長)が発起人となり、茂原の双葉電子健康保険組合温水プールに集まるトライアスロン愛好家が中心となってスタートした。
トライアスロンとは水泳、自転車、マラソンを続けて行う耐久レースで、その過酷さから鉄人レースとの異名がある。もともとはハワイの酒場で飲んでいた3人の海兵隊員が、1番速いのは誰かを議論し合い、それぞれの得意とする競技が自転車、ランニング、水泳だったので、この3種目を一緒に行い、競ったのが始まりといわれている。
現在の会長は千葉県トライアスロン連合理事の笠原良夫さん。学生時代からスポーツが好きで、社会人になってからもテニスや水泳を楽しんでいたが、約17年前、人に勧められトライアスロンを始めた。
この競技は会員が個人的に練習をするのが普通だが、仲間と会う事でお互いの情報交換や連帯感を持つことができると、3月から9月の間、月に1度のペースで集まっている。
「孤独なスポーツなので、同じ辛さを話し合える仲間がいるというのがこの会のいいところかもしれません」と笠原さん。
しかし、過酷で体力の必要なスポーツと誰もが思うが、現在でも70歳のトライアスリートがいるという。前会長の舟木さんも5年前の72歳の時、潮来で開催された競技に年齢別ではあるが優勝したりと、意外にも息の長いスポーツといえる。しかも現在、会には3名の女性会員が在籍し、このスポーツが決して強靱な体力を持つ者たちのものだけではない事を証明している。
また、トライアスロンの特筆すべき点は着ているウエアだ。まず色の派手さから大いに人目を引く。これは自転車やランニングが一般の道路を使用するため、目立つ事で事故を防止する。またプロの場合、自転車の速度が50キロメートル以上にもなるので、空気抵抗を考え、体にフイットしたものを着る。3種のスポーツを続けざまに行うので、少しでも体力を使わないためでもある。
月に1度はマラソンか水泳、またそれに自転車が含まれる大会が行われる。その中でも毎年9月に佐渡で行われる国際トライアスロンは有名で、今年も笠原さんをはじめ数人のメンバーが参加した。11月には勝浦で20キロロードレース、12月には長柄駅伝があり、それぞれ都合のつく人が参加する予定。
実力のある会員も在籍しており、「学生時代からスポーツが好きでした。私はランニングが得意で、1年に3度ほど大きな大会に出場しています。千人くらい走って2桁には入ります」と話す。
競技は水泳、自転車、ランニングの順番で行なわれる。「自転車が終わった時点でやっとゴールが見えてきたと感じます。最後のランニングが一番辛いですが、ゴールまであと5キロメートル位の地点から気持ちが盛り上がります。そして終わった後の達成感はなんとも言えません」と笠原さん。
発足当時からほとんど会員が変わらないという『千葉スーパーマン』。
新人加入で一気に盛り上がりたいと現在、会員を大募集。スポーツ好きで練習後の懇親会にも出席できる人ならなお可との事。 (大谷)