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NO.50

母乳育児の会『ラ・レーチェ・リーグ千葉』
(大網白里町)

 母親から母親へ母乳育児の大切さを伝えたい  母乳で育てたいと望む、お母さんは誰でも母乳育児ができるように支援する会がある。 『ラ・レーチェ・リーグ』は1956年、アメリカで7人の母親が始めた、母乳で育てたいお母さんを支援する母親によるボランティア団体だ。『ラ・レーチェ』とはスペイン語で『乳』という意味。今ではNGO(非政府組織)として世界66カ国で活動している。  約10年前、日本にも事務局ができ、現在では北海道から沖縄までの38カヵ所にこの活動の拠点がある。  『ラ・レーチェ・リーグ千葉』の代表は長田美和子さん(38)。長田さんはロサンジェルスに住んでいた13年前、友人を通してこの会を知り、リーダーの資格を取った。リーダーの資格は会独自のもので、母乳育児の経験が1年以上あり、講習会、ミーティングに出席し、会のコンセプトに同意して得られる。  現在の会員数は約10人。ほとんどが授乳中の母親だが、3歳になった子どもを連れて参加する人もいる。 「母乳は赤ちゃんにとって完全食です。アレルギーを予防する働きがあり、ミルクと違って計量や温度調節などの面倒もありません。こんなに素晴らしい母乳育児を皆さんに知ってもらおうと、6年前、大網にこの会をつくりました」  子どもを産んだらすぐに母乳は出ると思いがちだが、ほとんどの場合、1週間くらいは母乳が出ないものだという。そこであわててミルクにしてしまい、母乳育児が出来なくなるケースが多い。 「赤ちゃんが泣いたらおっぱいを含ませていると自然に十分なおっぱいが出てきます。母乳育児の情報がなく、『私はおっぱいが出なかったんです』と言うのを聞くのは残念です」と長田さん。  月に1度、リーダーの自宅や公民館などに集まりA母乳育児の大切さB赤ちゃん誕生から出産前後の問題と家族の関わり方C母乳保育のコツと困った時の対処法D栄養と乳離れの4つのテーマで話し合っている。妊娠中の人や授乳中、または母乳育児に興味のある女性ならどこのテーマでも、また何度でも参加する事ができる。 「一般に育児書や母親学級で母乳育児を推奨する割に、私の周りにはミルクで育てている人が多く、たぶん自分も子どもを産んだらそうなってしまうと思いました。私は母乳で子どもを育てたかったので、子どもを産む前からこの会に参加しました」と参加者のひとり。  また、2人目の子どもを産んだ時に母乳が出ず、不安になり長田さんに電話をしたところ、「大丈夫、出るわよ」の一言で、次の日から母乳が出た経験を持つ人もいる。この会に参加する人の背景は様々だが、疑問や不安にも、ひとりで抱え込まず、適切な情報や励ましがあれば、お母さん自身で解決できるものがほとんどだという。  今回のテーマは『母乳育児のコツと困った時の対処法』。人がいる場所でおっぱいをやるコツは、「授乳に便利だといわれる前開きのものより、トレーナーなど大きめの上着を赤ちゃんにかぶせるようにして飲ませる」、「室内でも部屋の角に立ち、壁に向かって授乳すると、後ろから分からない」など。また、寝ながら授乳するとき、どの角度が楽かは、実際に赤ちゃんと横になってポーズをとり、みんなで研究する場面もあった。    困った時の対応を、講義の形ではなく討議の形で進めていくのもこの会の特徴であり、まさに出席している人が問題を提起し、一緒になって考えることになる。  リーダーは月に1度の『集い』の他、電話や手紙、電子メールなどによりお母さんたちをサポートするが、その情報は医師賛助会員や医療専門家の最新のものでもある。  参加費は年4千円。活動日 第2木曜。  ラ・レーチェ・リーグが発行している図書『だれにでもできる母乳育児』を割引で購入できるなど特典もあるが、会費を払わなければ会に出席できないものではない。  (大谷)

 
問 長田美和子さん
TEL0475・73・5981
 代表の長田美和子さん

  



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