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自然に親しみ、里山をはじめ身近にある自然の環境を保全し、その中で子どもたちが心身ともに健やかに育つことを願う市民グループ『茂原自然大好きクラブ』。
主宰は望月さん(47)で、職業は森林インストラクター。望月さんは以前、『木と森を訪ねるエコウォーク』という自然や森林の観察会を行っていた。4年前、自然を愛する仲間をもっと増やそうと、『茂原自然大好きクラブ』を発足。会員は約40名で、会の趣旨に賛同する一般市民の他、自然観察指導員、ネイチャーゲーム指導員などが在籍する。多くは茂原在住だが、長生、夷隅、山武各地からも集まる。
「自然が大好きです。公園を歩いているだけでも、いろいろな発見があります。望月さんは植物や鳥の名前、特徴や習性も教えてくれるので勉強になります」と女性会員。
年に数回、長生地区の里山や房総丘陵をフィールドとしてハイキング、バードウォッチング、里山観察などを行うが、時には一般の人も参加できるよう、広報で参加者を募集することもある。
また、昨年4月から望月さんと、特に環境問題や子育てに関心のある会員が『こども自然教室』を始め、子どもたちに外遊びを通して自然を知る機会を提供している。年に6回の活動なので、合わせて月1度は会員が集まり、活動していることになる。
「最近の子どもは家でファミコンなどをしていて、自然に親しむ機会が少なくなってきました。木一本でも季節によって形や色を変えるなど、すべての物に生命があります。そういった自然の営みを通して命の重みを知り、感受性を培うと共に、自然環境に対する理解を深める機会になればと考えています」と望月さん。
多くは日曜日、日中の活動だが、昨年の夏は夜に集まり、茂原公園で虫の声やセミの羽化の観察会なども行った。
「38年生きてきて、初めてセミの羽化を見て私自身が感激しました。こういった自然体験を自分の子どもはもちろん、子どもの同級生にも経験をさせたいと、声をかけています」と会員。
昨年12月、茂原公園で行われた観察会、『こども自然教室・ようこそ!冬さん』では、落ち葉にマジックで名前を書き、参加者全員が名札を作り、自己紹介。公園の木に、テープで落ち葉を張りつけた家族単位の作品展『木の百面相』も行われ、「泣いた赤鬼」や、「きつね」、「まぼろしの目」など芸術作品が勢ぞろいした。その後も自然を利用した遊びが続いたが、最後に人の輪の中で一人の目隠しをしたコウモリ役の子どもが「バット」と叫び、蛾の役の子どもたちが「モス」と応え、その声を頼りにコウモリが蛾を捕まえるゲーム『コウモリとガ』が行われた。望月さんはコウモリの餌が何か、また暗闇でどうやって餌を捕まえるのかをゲームを通して説明。子どもたちも真剣に聞き入っていた。
「子どもの付き添いできているのに自分が楽しんでいます。自然は大人を子どもの頃の気持ちにさせるのかも」と会員。そして「自然の中で遊ぶと楽しいし落ちつく」とは小学生の感想だった。
2月以降、森作り、バードウオッチング、子供向けには『生き物たちの冬越し』のテーマで自然観察会が計画されている。雨天中止。
『子ども自然教室』の小、中学生の参加者と『茂原自然大好きクラブ』の会員を募集している。
年会費2千円で毎回、保険料を含む200円程度の実費のみ。 (大谷)
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