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NO.80

― NPO法人車椅子社交ダンス普及会市原支部

   車椅子で楽しくダンス!ダンス!

 アネッサ(姉崎保健福祉センター)の体育館、コロブチカやオクラホマミキサーなど、軽快な曲でフォークダンスを踊るのは『車椅子社交ダンス普及会市原支部』のみなさん。車椅子に乗った人の手をとり、健常者がリードしてステップを踏む。
 車椅子ダンスは、第2次世界大戦後にヨーロッパ諸国で生まれた。日本での歴史はまだ浅く、1991年『日本車椅子ダンススポーツ連盟』が、競技を目的にしたスポーツとして紹介したのが始まりだった。競技化が進む一方で、障害のある人や体力のない高齢者でも気軽に楽しめる福祉を目的にした車椅子ダンスが、元自衛隊の黒木実馬氏(現普及会会長)によって創案された。1995年、福祉レクリエーションとして活動が始まり、翌年地域福祉を目的に『特定非営利活動法人車椅子社交ダンス普及会』が設立された。以来、活動は全国に広まり、現在240の支部と約5000人の会員を有する。
 昨年4月から活動を開始した市原支部は、千葉中央支部に参加していた市原市在住のメンバーが、より地域に根付いた活動をと19名で立ち上げた。設立して1年足らずだが、千葉市や市原市内の身体障害者施設、特別養護老人施設などを定期的に訪問している。「ストレッチャーに乗ったままの重度の障害者の方も、初めはかたい表情でしたが、毎月訪問するうちに歌を口ずさんだり、はしゃいだり。嬉しさを身体で表現してくれるようになりました。私たちの来るのを楽しみに待っていてくれるのだと聞いて、とてもやりがいを感じています」と話すのは、市原支部代表の大嵜隆さん(68)。車椅子に乗ったままでも踊れる車椅子ダンスは、健常者と障害者が一緒に楽しめるスポーツとして、好評だ。
 施設訪問とは別に、会員たちは月に2回アネッサに集まる。練習を通して会の交流を深めながら、次回活動の連絡を取り合う。現在、市原支部のメンバーは、車椅子使用者2名を含む30名。50〜60歳代が中心だ。車椅子ダンスは、ブルース、ワルツ、タンゴなど8種類の社交ダンスに、フォークダンスも加わり、童謡や想い出の歌なども取り入れている。お揃いの黄色いTシャツがユニフォームだが、基本的に衣装は自由という。車椅子は、一般の介護用を使用する。つないだ手と手で上手く支え合えば、ターンもスムーズ。くるくる回転する車椅子は思ったよりスピード感がある。「普段使わない筋肉を動かしているような気がします。楽しみながらリハビリにもなっているようです」と、車椅子のメンバーは話す。
 普及会では、車椅子使用者が健常者と同じようにダンスを楽しめる環境をつくるため、社交ダンス、フォークダンス共にインストラクターの養成講座を開く。市原支部には、フォークダンスインストラクター19名に社交ダンス初級インストラクター2名がいる。車椅子ダンス普及のため、指導に当たるとともに施設を訪問してボランティア活動を行う。メンバーたちは、互いのステップアップを目指し、練習に汗を流す。   (国)

毎月第2、4月曜日(原則)午後1時半〜4時
問い合わせ/大嵜(オオサキ)
TEL/66・1834
              

  



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