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NO.83

−スターダストキッズ(東金市)−

若い力で人を元気にするお手伝い

 東金市の城西国際大学の学生ボランティアグループ『スターダスト・キッズ』。総勢130名で、代表は3年の紅野有記さん。
 創立は約10年前、福祉環境情報学科の4人の学生が、市内の福祉施設にボランティアとして関わることから始まった。
 2年後、福祉文化学科が創設され、福祉に関わる学生が増えたのをきっかけに『手話チーム』、『特養チーム』、『学童保育チーム』、『保育所チーム』、『マザーズチーム』といったグループに分かれ、活動するようになった。
 ほとんどの学生が福祉の学科に在籍するので、子どもや障害者、高齢者の介護知識を学んでいる。それぞれが興味のあるチームに所属し、自分の空いている時間に施設へ行き、職員の手伝いをする。各チームにはリーダーがおり、普段はチームごと独立した形で活動している。
 その一つの『特養チーム』は市内や大網の特別養老施設に行き、利用者の話し相手や、夏祭りやクリスマスなどの催し物の手伝いを行う。施設の職員も、若い学生が来ると利用者の顔が輝き、普段あまり話さない人もおしゃべりになると、学生の訪問ボランティアを大歓迎していると話す。
 リーダーの蓑和(みのわ)信一さんは「とにかくお年寄りに関わるのが楽しいので続けています。お年寄りの話を理解するため、本を読んだり資料を調べるので、色々なことも学べます。昔の生活様式や苦労の多かった経験話を聞いていると、こういった苦労があってこそ今の僕たちがあり、世の中が成り立っているのだと実感します」と話す。
 蓑和さんは、2級のヘルパー資格を持つ学生が増えたことから、今後は話し相手だけじゃなく、直接介護に関係するボランティアも行っていきたいと考えている。
 稲葉裕子さんがリーダーを務める『マザーズチーム』は知的・身体障害や発達の遅れの疑いがある子ども達が母親と通うディサービス機関『簡易マザーズホーム』でのお手伝い。ここは、月曜から金曜の午前の活動なので、授業がない学生が朝から出向く。
 「ボランティアをしたことがなく初めての経験でしたが、子どもとたくさん遊んで、子ども達を本当にかわいいと感じてきました。将来子どもに関わる仕事を選びたいと強く思うようになりました」と稲葉さん。
 また『学童保育チーム』のリーダー、山本康貴さんは「先生の補助という形でお手伝いしますが、ほとんど子どもたちと遊んでいます。最近の子どもはテレビゲームなど一人遊びが得意ですが、集団で遊ぶのは苦手。人数が多くなった学童を制限するため、小学3年生までしか保育を受け入れていないので、僕たちにとても甘えてきます。共稼ぎが多くなり、忙しい親が増えていますが、休みの日には子どもともっと遊んでほしいと思います」と親たちにはちょっと辛口の発言。
 他の学生に聞いても、ほとんどが「子どもやお年寄りと接することが楽しいし、将来、福祉の道に進みたい」と話す。
 同じ目的を持つ仲間がいることで意見の交換ができ、互いの経験を共有し、励まされることも多いという。
 「学んだ経験を踏まえ、将来の自分の仕事を決定することができます。スターダスト・キッズに所属したおかげで、多くの人と出会え、貴重な経験を持つことができました」と紅野さん。
 今後も若い力で多くの人にやさしさと元気を与えてくれることを期待できそうだ。    (大谷)


代表の紅野さん

  



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