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アテネ五輪出場を決めた女子サッカー。4月に行われたアジア予選準決勝の北朝鮮戦では、女子サッカー史上最多となった3万人以上の観客が東京・国立競技場に集まった。今、女子サッカーは注目されている。とはいえ、「一過性のブームで終わらせたくない」というのが、選手はもちろん、関係者やサポーター共通の思いだ。
ジェフユナイテッド市原の下部組織に所属する『ジェフユナイテッド市原レディース』は、1992年に創部、関東女子サッカーリーグでは4回の優勝歴を持つ。2000年に、日本女子サッカーのトップリーグであるLリーグ(Lはレディースの意)に参加し現在、L2(2部)のチームとして試合に臨む。
シーズン開幕戦を目前に控えた日、浦安市にある練習場を訪ねた。20数名の選手達の練習を真剣な眼差しで見つめる鈴木政江監督と上村崇士コーチ。鈴木監督は約10年前、同チームに選手として所属したのち2000年、監督に就任した。上村コーチはジェフの選手からコーチへ転身、今シーズンより担当している。
ジェフレディースに入団するには、中学1年生以上の女子であれば、特に資格は必要ない。
現在キャプテンを務める清水由香さん(23)は、サッカーのプレー経験なく入団し2年目でキャプテンを任せられた。彼女は陸上からの転向。中学生の時に全国大会優勝、市立船橋高校時代にインターハイで2位、国体2位、就職した三井住友海上火災では実業団駅伝2年連続優勝という輝かしい成績を収めた。でも、「前々からやりたかったサッカーへの思いが大きくなったのです。陸上で成績を残していただけに、当初はゼロからのスタートでプライドはズタズタ(笑)。でも、それは覚悟の上。とにかく早く上手くなりたい一心で頑張りました」と話す。
入団希望者は練習場に来て見学後、入団を決める。選手は学生と仕事をもつ20代から40代までの女性達。大半がサッカー経験者。練習場が浦安という東京にも近い利便性から、県内だけでなく神奈川や埼玉から通う選手も多い。
地域や学校のサッカークラブではなくJリーグの下部組織であるチームに所属する喜びを、清水さんは「ジェフからのサポートもあるし、外部でもチーム名にジェフとつくと皆、注目してくれるのが嬉しい」と話す。
練習は月曜と土曜を除く平日の夕方から2時間ほど。他、依頼があれば女の子や母親対象のサッカー教室も開催する。
「うちのチームはまだ波があるし、花形プレーヤーがいるわけでもないから、ひとり一人が一生懸命にやって助け合ってやっていきたい。今季の目標はL2で1位を取ってL1に昇格したい」と鈴木監督。清水選手は「とりあえず目の前の試合に勝つこと。勝ちにこだわりたいです」と意欲満々。
今月20日(日)午後2時から市原臨海競技場でリーグ戦が開催される。Lリーグは入場無料。「女子もこんないいプレーするんだ、と思ってもらえるサッカーをしますので、ぜひ見に来て応援して下さい!」と選手達からも、お願い。
ちなみに「サッカーやってみたいな」、「浦安までは行けないから市原で月に何度か練習を」というママさんサッカー希望者向けに、ジェフの下部組織の中にはミセスのチームもある。 (内田)
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