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NO.87

― 市原Jug Jug ―

観客もジャグラーも
引きつけてやまない『力』の魅力

 まるで生きているかのように宙を舞う、ボールやリング。その動きに引き込まれ、思わず息を詰めて見つめる。リズミカルなボールの動きに合わせ、見る側も体は動き、演技終了後は大きなため息と共に拍手!タネも仕掛けもなく、遠心力や引力、さらにはジャグラーの努力がなせるその技は、見る者を引きつけて離さない。今やジャグリングは、大道芸としても人気が高い。
 それを趣味として行うサークルが、アネッサで毎週日曜、技に磨きをかけている。斎藤寛之さん(28)が代表を務める『市原JugJug』は今年結成7年目。関東でも先駆け的なサークルで、現在は30名以上が在籍する。会員の2/3は男性。市内ほか、袖ケ浦市や千葉市など周辺市町村、中には県外から来る人も。「関東圏でも学生の同好会はあっても、社会人が参加できるサークルは少ない。ジャグリングはやろうと思えば一人でもできてしまうものですが、とっかかりとなる情報も少ない。道具の入手法は?練習法は?といった情報を提供でき、実際に練習できる場であることが、このサークルの重要な活動趣旨です。主に活動するのは20代後半〜30代ですが、下は中学生から上は40代まで、いろいろです」
 このジャグリング、正規の道具は輸入品が多く値がはる。そこで、研究し自分で作るメンバーも。例えば、ビーンバッグというお手玉のように操るものは、感触の似た生地に中身を鳥エサの粟玉で代用。重さや手触りなど、正規品に劣らないが1/10の費用で作れるという。これなら学生や『ちょっとやってみたい』という人でも気軽に始められる。道具は多種多様で、系統別に『投げ物系』『回転系』『棒もの』『スイング系』等。どれも初歩的な技からあるので、自分好みの道具で入れるのも魅力だ。
 「1度やってみませんか」と斎藤さんの言葉に、一見簡単そうなビーンバッグの3つ投げに挑戦した。お手玉と違い横の移動はなく、3つを両手で交互に投げあげる。同じ軌道を描くように投げるのがコツだが、前後したり落としたり、あと少しができない。くやしくて自宅でも筋肉痛になるほど挑戦する。「最初はできない人の方がハマるし、上達します」と斎藤さん。
 日々の練習の一方、地元の子ども会行事や祭り等への出演依頼も多い。「仕事を持つ社会人が多いので、せっかくですが応えられないことが多いです。披露の時も、技が未熟なことに『申し訳ないなあ』と思うことも。それでも、小さな子どもから年輩の方まで、見た方が喜んで下さる。主催者の方にまで感謝されると『自分が好きでやっていることが、こんなにも誰かの役に立てるんだ』と、僕らも感激します」。今後は9/20(祝)君津市・ロマンの森共和国の『ゆうゆうフェスタ』に出演予定。
 結成当初からのメンバー、後藤学さん(35)はジャグリングの魅力について「誰かと競う『競技』ではないこと。自分の目指す技をマスターしたときの達成感は、いい知れないものがあります。その上、技の上達には限界がない。さらに、できそうにないと思う技でも、基礎からコツコツ練習を積み重ねることでマスターできるジャグリングは、仕事でどんな難問にぶつかっても、諦めない気持ちをもたせてくれる。あの過程と達成感は、いろんなものに通じます」     (野上)

練習日・毎(日)17〜21時
※要確認 問い合わせ/斎藤  TEL/070・5871・6134
http://cgi.f52.aaacafe.ne.jp/~jugjug/

斎藤さん


道具はクラブ、デビルスティック、ポイ、
ディアボロ、シガーボックスなど様々



  



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