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1月22日(土)午前9時50分、大網白里町のみずほ台センター公園の一角に60数名の男女が集まった。『大網白里町ウォーキング会』参加者の皆さんだ。
この会は、3年半前に大網白里町在住の上田弘子さんが「ただ歩くだけという会ではなく、自然観察と史跡探訪も楽しめるウォーキングを。そして地元をもっと知りましょう」と、立ち上げた。
上田さんは日本自然保護協会の自然観察指導員。ゲンジボタル愛護会会員で町のホタル生息調査等を行ったり、昭和の森自然観察会、小学校自然観察支援ネットワーク等での活動を通じて、地域の自然再確認・保護を呼びかけている。現在は大網白里町環境審議会委員を務める。精力的に町と周辺地域を歩き、畦道や雑木林の小道にも精通している。
事前の申込み不要で毎回自由参加という気軽さも受けて、参加者は増えている。毎月第4土曜日に開催と決め、今回は会をスタートし40回目のウォーキング。約9キロの行程だ。
受付と今回の観察ポイント、次回の開催予定プリントの配布が終わると準備体操を。ラジオ体操の音楽に合わせて体を動かす。
体が温まったところで出発。上田さんは時々立ち止まり、「ハイ!ここに○○があるから見て下さい」などとワンポイント自然観察会となる。興味津々の表情で皆さん「上田さんの話しは分かりやすくて楽しい」と笑顔がこぼれる。
住宅地を抜け田畑の広がる小道に出る。火の見櫓を横目に歩いていくと、赤目川の支流にぶつかる。のぞき込み、「メダカいるかな?」と八街から母親と参加した小学生の女の子。今回は60歳前後の参加者が多いが、10キロ程度歩ければ誰でも参加できるので子どももOK。
時期にはピンクのハスの花が咲く南谷堰を過ぎ、11時にトイレ休憩。トイレ待ち時間の間にも、上田さん、ヤツデを指さし「葉が7枚か9枚が多いから、8枚のは珍しくて見つけると幸運を呼ぶんだって。四つ葉のクローバーみたいね」。皆、目を輝かせて8枚の葉を探す。ひとり、見つけた女性は嬉しそう。
昼前に、満開の白・紅梅が美しい妙蔵寺に到着。梅の花と香りを十分に満喫した後、橘樹(たちばな)神社へ向かう。祭神は日本武尊命の妻、弟橘媛(おとたちばなひめ)。神社の社叢は市の天然記念物に指定された自然林。ここでランチタイム。弁当持参なので、手作りの人もいればコンビニで買ってきた人もいる。ピクニック気分で昼食のあとは境内を散策したり、お喋りを楽しむこと1時間余り。今日は、ここから集合場所に戻り解散だ。帰路も冬枯れの寂しい景色だが、緑の少ない時期に艶やかな葉を見つけた上田さんが「これはヒガンバナの葉です」と言うと皆「へーッ、初めて見る!」すかさず上田さんは「花の時期には葉は出てないからね。花が咲き終わってから葉が出て冬を越し翌年3月頃に枯れ、秋になると花茎が伸びて花が咲く。冬の間に葉を広げ太陽の光を十分に受けて栄養分を蓄え開花に備えるのよ」と解説を。一同、なるほどねという顔で改めて見る。
オナモミを参加者に投げて「これ、なーんだ?」と茶目っ気たっぷりの上田さん。「ひっつきむしー」。みんな童心に返って投げ合う姿は微笑ましい。「マジックテープは、これをヒントに発明されたんだって」と上田さんが一言。
最初から最後まで和気あいあいとした雰囲気。各自、事前に名札を用意して参加するようお願いしているのも、参加者同士の親睦を図るため。
「車で走るお馴染みの道から少し外れて自分の足で歩いてみると、また違った町の顔が見えてくる」と、この会に参加して良かったと話す男性は、今後も参加したいという。
毎回、会議を開きコースを決めるとスタッフと開催日までに3回は下見をする。「これからも皆さんの期待に応えられるようにしたいです」と話す。
次回は3月26日(土)。小雨決行。他市町村からの参加もOK。会員制ではないので会費なし。参加費は保険料とプリント代等、100円。
尚、同会が大網周辺を歩くのに対して、同じく上田さん主宰の『自然観察やまぼうし』は県内各地を歩く。興味のある方は問い合わせを。 (内田)
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