|
今年1月に発足した『千葉ロッテマリーンズ茂原後援会』(安藤矗勇会長)は、開幕以来のロッテの快進撃に活気づいている。GW明けの事務局には入会問い合わせの電話やファクシミリが相次ぎ、嬉しい悲鳴を上げている。
「今年こそ、マリンスタジアムには何かが起きる?!」とは、今、ロッテファンの間で誰言うとなく広がっている合言葉。その胸中には密かに31年ぶりの日本一奪還の願いが宿っているのであろう。
後援会立ち上げの機運が高まったのは昨年の夏。ロッテからの誘いもあり、茂原市内の日本料理店『竹りん』の常連客ら約50名が、千葉市のマリンスタジアムに出かけ観戦したのがきっかけ。参加者の多くは巨人ファンで、半数がロッテの試合を初めて球場で見る人達だった。
「選手達のハッスルプレーや熱い応援を繰り広げる球場の熱気をはじめ、バレンタイン監督のファン向けのパフォーマンスや夜空を彩る花火、ラッキーセブンのカラフルな風船乱舞等々、生の野球ドラマが参加者のハートに火をつけたのではないか」と話すのは、事務局担当の田島克彦さん(62)。
『竹りん』の新沢社長を中心に「『千葉都民』という言葉が物語るように郷土色や連帯感が薄れつつある中、地元球団を応援することで、郷土千葉並びに茂原に新たな一体感を共有、ふるさと意識を高めていきたい」と後援会立ち上げの話を進め、年明けに設立をみた。
1月24日に行われた設立懇親会には、地元企業の法人会員や市経済部長ら約40名が集まり、瀬戸山隆三球団代表らと今後の支援、交流を誓い合った。千葉市、成田市、館山市に次ぐ4番目の後援会組織が誕生したのだ。
現在、後援会のメンバーは、個人会員90名、法人会員20社(4月末現在)で、男性会員が9割という。今、会員募集中だが、特典は千葉マリンスタジアムで開催されるロッテマリーンズの公式戦等の招待及び入場料割引・入会記念品の贈呈など。2005年度(12月末まで)の年会費は、個人会員1口3000円、法人会員1口1万円以上。
シーズン中は毎月1回バスで応援に出かけるが、5月21日に行われるセ・パ交流試合の対中日戦の場合、2500円のツアー会費にはバス代(茂原〜球場間往復)・内野指定席・弁当(ロッテ弁当)が込みになっている。その他、シーズンオフには選手サイン会やファン感謝祭等々、様々なサービスイベントを計画している。
今、プロ野球界初の試みであるセ・パ交流戦の最中だが、快調ロッテの牽引役を担うスター選手達を紹介しておこう。
打線では5月3日時点のリーグ打率トップの福浦一塁手(千葉出身)は、5年連続の3割マークと2001年以来の首位打者を目指す。同2位のフランコ左翼手は、メッツ時代にワールドシリーズを経験、バレンタイン監督の信望が厚い。同3位の西岡遊撃手は、非凡なセンスを見せるスイッチヒッター。投手陣ではリーグ防御率2位の渡辺俊介。昨季はチーム最多の12勝をマーク、今季も先発の柱だ。抑えの守護神はアテネ五輪でも活躍した小林雅英。かつてのエースとして名を馳せた黒木知宏の復活にも期待したい。
「県民球団だから県出身の選手達もお忘れなく」と田島さんが挙げたのは、野球への探求心にかけては球界随一と言われる小宮山投手をはじめ浅間敬太、手嶌智、高木晃次(投手)、沢井良輔(内野手)の面々。(井上)
|