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「カーテンが揺れてるよ。だれが出てくるのかな〜?」 ピンクのウサギの人形を片手で動かし、子どもたちに語りかける司会役メンバー。ダンボールで可愛く作られた家の窓から、ピョコリと耳の先がのぞく。「ウサギ!」「クマ!」と元気よく答える子どもたちは、「僕はニャーンと鳴くよ」とグレーの人形の顔が出てくると、「ネコだ!」と喜ぶ。
片手を入れて動かすぬいぐるみで、1才〜5才くらいまでの子どもたちに手づくり劇を見せる『まま座』は、袖ケ浦と近隣に人形劇の出前をするサークル。メンバーは40代のママたち6名で、座長は高校時代に演劇部で活動していた今関信子さん(49)。「サークルの結成は4年前の春です。袖ケ浦の子育て支援ボランティアに参加していた私たちは、ボランティアグループ主催の片手人形づくり講座を受けました。メンバーは読み聞かせボランティアや児童向け人形劇サークルなどにも参加していたので、せっかく可愛い人形を作ったのだから、これで劇団を作って活動したいね、という話になったんです」。このとき講師を務めたプロの人形劇団に片手人形の動かし方を何度か習い、また、25年前に市原で結成された人形劇団『Z』からアドバイザーを迎え、その年の夏に活動をスタートした。
現在、まま座は袖ケ浦市内を中心に、保育所や公民館、幼児サークルなどから依頼を受けている。練習は公演の日程に合わせて不定期。「内容や演出は、子ども向けの人形劇やパフォーマンスを見て、面白かったものを参考にして取り入れています。小道具はみんなで手作り。集まったときに、他のメンバーの前で演じてチェックし、同じ内容でも違う雰囲気にしようとか、役柄を替えてみようとか、その場で案を出し合います。次の公演では、ウッドブロックという木製の小さな打楽器で、リズムや効果音を入れようと考えています」
メンバーが扱う人形には、片手人形のほか、体と手についた2本の棒で動かす棒使い人形、紙コップの中に入れたフェルト人形を棒で押し上げて飛びだすようにしたカップ人形などがある。これらを組み合わせて、短いお話をいくつか作り、続けて演じるという。「小さな子どもたちは、可愛いキャラクターたちが挨拶したり、うがいをしたり、体操したりする日常のエピソードに夢中になります。人形が驚いたり喜んだり、怒ったりするのを自分と同じだ!と喜ぶんです。私たちも子どもたちの反応を見ながらテンポ良くオーバー気味に、アドリブも入れて演じています。演目によっては踊りや歌が入り、子どもたちと一緒に跳ねまわって体力的にきついこともありますが、自分たちで作って演じることが楽しいですね」
物語を演じる人形劇団やサークルは地域にいくつかあるが、乳幼児向けの内容を行うグループは少ないという。人形劇を通じて子どもたちの感性を育みたいと、メンバーたちは依頼があればどんどん出かけていくと話す。(米)
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