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NO.114

 ―福木沖縄三線会 ―
 
 ゆったり 大らか
 沖縄民謡をみんなで楽しむ

  陽気な合いの手と、南国の大らかな音楽。毎週(水)(土)の夜、国分寺台にある居酒屋の2階では、沖縄民謡の歌と三線(さんしん)が流れている。
『福木沖縄三線会』は、沖縄民謡を演奏して楽しむサークル。2年前、市内の沖縄出身者3名で結成した。現在の会員は30名以上、ほとんどの人が口コミで知り、入会。小学生から70代と年代も幅広く、中には木更津や習志野から通ってくる人もいる。
 代表の平良さんと中心メンバーの久貝さんは沖縄県宮古島出身、沖縄本島育ち。子どもの頃から慣れ親しんだ沖縄民謡を、それぞれ市原に来てから趣味で始めたという。その他のメンバーも半数は趣味で習って弾いていた経験者。残りのメンバーは、初めてこの会で三線に触れた初心者だ。沖縄へ旅行に行って沖縄が好きになり、ぜひ習いたいと入会した大学生や、皆で楽しく三線を演奏できると聞いて加わった人もいる。基本的に水曜日は中・上級者の集まりで、土曜日が初心者メンバーの練習日。指導は、琉球民謡協会・宮古民謡協会・下地吉高民謡研究会千葉県支部に所属する平良さんが主に行っている。「沖縄民謡は歌三線と言って、歌いながら弾くのが基本です。まずは歌を覚えてもらって、そのリズムに合わせて三線を弾けるようにします。土曜の初心者グループは、数曲覚えて、指がスムーズに動いて弾けるようになるまで。水曜のグループは皆で歌って演奏するのが基本なので、ある程度弾ける方が参加しています」。時には初心者グループも、水曜の集まりに参加する。気軽に弾いて歌うメンバーの曲を聴くことは、沖縄の自然なリズムに直にふれ、勉強になるからだという。
 取材したのは水曜日。約10名が集まり、それぞれ弦の音を調節してそろえ、平良さんや久貝さんが音頭を取り、何曲も歌い、弾いた。朗らかな曲と方言の歌はどこかゆったりした流れがあって、「ハイヤー・イーヤーサッサー」などの合いの手が場を盛り上げる。一度沖縄に行った人なら、明るい日差しとのどかな風景を思い出してしまうような雰囲気だ。「沖縄民謡は、もともと豊年祭などの季節行事、出産や結婚などの祝い行事の歌。そこに中国から三弦が伝わり三線となって、伴奏につけられるようになった。今でも沖縄では、何かお祝い事や人の集まり、宴会があると、三線で歌い、踊って楽しむことが自然です」と平良さん。久貝さんは、「この会でもひととおり弾いた後、宴会になって踊ることがよくあります。そうなると、盛り上がって止まらなくなっちゃうんですよ。曲を覚えれば、皆で歌って弾いて踊れるので、とても面白いし楽しい時間が過ごせます」と言う。
 練習日以外の活動には、市内で行われる国際交流や沖縄カーニバルなどのイベント参加、病院や施設、学校などでのボランティア演奏がある。希望者には宮古民謡協会の資格認定の試験を受けることもできる。「イベントの演奏も協会の試験も、練習する目標になります。特にボランティアでの演奏では喜んでくれる人がいるので、こちらが元気をもらえるようで、とても嬉しい」とメンバーたち。入会資格は、沖縄と三線が大好きで、賑やかで楽しいことが好きな人。初心者には、希望すれば平良さんが別の日時でも教えてくれるので、気軽に入会申込みを。(米澤)

問い合わせ/福木会(水)(土)19〜21時 月会費1000円
平良
TEL.090-4243-7070
久貝
TEL.090-4827-3453
久貝さん、平良さん(右)
久貝さんの3人のお子さんもメンバー。
親子で演奏することも。
楽譜『工工四(クンクンシー)』。漢字一字で弦の押さえる場所を示す。基本は十一音。ちなみに『中』は棹の上から二番目の位置で真ん中の弦
 中に貝の三線が入ったバチ(左)と三線

  



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