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NO.002

〜好奇心は波紋のように〜

  
 我が家のやんちゃ坊主たちは、春になると待っていましたとばかりに、トカゲ、カナヘビ、カエル、ザリガニを捕まえに、毎日原っぱや田んぼなどに探検に出かけて行く。春から秋までの間は、いろいろな生き物たちのおかげで、子どもたちは外での遊びがほとんどだ。たまに部屋の中に蝶々やカマキリが飛んでいたりするのが困りものだが、本人たちはそれなりの理由があるらしく、最後は逃がしてあげることを条件に大目にみている。
 それから自分が分からないことがあると、図書館で生き物図鑑を借りてきては、名前、採り方、飼い方、特徴などを調べるようになった。最近は興味が広がって、父親が休みの日には、よく魚釣りに出かけるようになり、親子で楽しんでいる。
 子どもは基本的に好奇心が旺盛なのだろう。ひとつの興味から次々と関連する好奇心が湧いてくる。そうして好きなことを追いかけているうちに、いろいろな分野の勉強をしていることになる。好奇心は、水面に投げた石が波紋を描くように大きく広がってゆく。私は子どものそんな姿を見るのが大好きだ。将来、どんなものに興味を持つのか、どんな仕事に就くのか、楽しみでしかたない。
 やはり人生で一番楽しいことは、好奇心が働いている時ではないだろうか。それは子どもに限らず、大人になっても変わらないものだと思う。私は、子どもの好奇心の芽を摘むことなく、大切に育んでいけるように関わり、親子で楽しみながら子育てをしていけたらと思っている。
  
執筆者の中嶋悦子さんは、この連載のタイトル『こでまりの夢』について「こでまりの花は、白い小さな花たちが集まって、てまりのような丸い形に咲くことから、その名がつけられました。子どもも大人も一人ひとりはちっぽけな存在ですが、みんな仲良く寄り添って成長し合えたら、こでまりのように見応えのある素晴らしい花になれるのではないか、と思いました。夢としたのは、みんなが幸せになれますようにとの思いからです」と話しています。
プロフィール 中嶋 悦子(なかしま えつこ)
昭和40年生まれ。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里町にて子育てボランティア『はっぴーくらぶ』主宰。全日本家庭教育ポピー小手指支部、モニターアドバイザー。PHP大網友の会『めだかのがっこう』代表。平成14年、PHP賞受賞。同年、兵庫県西宮市子育て甲子園特別賞受賞。その他、多数執筆掲載。
  



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