rogo.gif (6627 バイト)

NO.023

〜卒業を前に〜
  
 現在、小学6年生の次女は、男の子の様に勝気で活発な性格です。このところ、急に身体も大きく成長しました。そんな次女ですが、健康でたくさんご飯を食べていることが、数年前の様子からは、考えられなかったことでした。
 次女は、生まれた時からずっと病気がちで、毎週、病院に通う日々が続きました。追い討ちをかけるように、1歳になる頃麻疹にかかり、ミルクも飲めず泣くことも眠ったまま動くこともなくなり、このまま亡くなってしまうのではないかと本当に心配しました。顔は痩せこけ、手足はがりがり、1歳の誕生日の体重が6・5キロ(生後3カ月の体重)しかなく、とうてい、丸々太った赤ちゃんのイメージではありません。
 私は主人と次女に申し訳なく、涙が止まりませんでした。こうなった原因は全て、自分にあるのではないか…自分を責める辛い毎日を送っていたのです。どうしようもない、自分の無力さをあれほど感じたことはありません。「できるものなら、私の命と引き換えに、この子の命を助けて下さい」そう神様、仏様に毎日、お祈りしていました。そんな生活が小学校入学まで続きました。
 今では嘘のように、元気いっぱい、学校もめったに休むことはありません。今年、その次女も小学校卒業を迎えます。頑張ってきたご褒美に次女と一緒に卒業させてもらう気分です。卒業式は感無量のことでしょう。
 春には中学生。思春期の難しい年頃ではありますが、元気に愉しく中学校生活を送ってほしいと心からそう思っています。
  
執筆者の中嶋悦子さんは、この連載のタイトル『こでまりの夢』について「こでまりの花は、白い小さな花たちが集まって、てまりのような丸い形に咲くことから、その名がつけられました。子どもも大人も一人ひとりはちっぽけな存在ですが、みんな仲良く寄り添って成長し合えたら、こでまりのように見応えのある素晴らしい花になれるのではないか、と思いました。夢としたのは、みんなが幸せになれますようにとの思いからです」と話しています。
プロフィール 中嶋 悦子(なかしま えつこ)
昭和40年生まれ。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里町にて子育てボランティア『はっぴーくらぶ』主宰。全日本家庭教育ポピー小手指支部、モニターアドバイザー。PHP大網友の会『めだかのがっこう』代表。平成14年、PHP賞受賞。同年、兵庫県西宮市子育て甲子園特別賞受賞。その他、多数執筆掲載。
  



(C)City Life