rogo.gif (6627 バイト)

NO.027

〜自分を変えたい!〜
  
 昨年7月の終わり頃、一人の主婦(Aさん)が私を訪ねて来られました。その頃、私は自宅を開放し、近所の子どもを集めて学童保育をやっていました。Aさんとはそれほど深い付き合いはなかったのですが、それからというもの毎日毎日、我が家に通って来られ、子どもたちの面倒をみるようになりました。その顔つきは、真剣そのもの。何かを求めていることは明らかでした。
 その頃のAさんは、お舅さんの入院、家族の世話、ご自身が主催されている地域活動など、決して時間も精神的にも余裕のある状態ではありませんでした。それなのにその合間を見ては、学童保育を手伝ってくれていたのです。
 どうしてそこまでやるの?普通はそう思います。しかし、Aさんにとって、一番の課題は「自分自身」だったのではないでしょうか。これまでのAさんは、自分に自信がなく、相手に合わせるだけの人生でした。子育てに迷い悩み、本当の自分はどこにあるのかを探しつつも、親のせい、夫のせいにし、結果として自分自身を一番苦しめ、生き辛くしていたのだと、ある時気づいたのです。「母親である前に一人の人間として、自分を変えたい。変わりたい!」そう思ったのでしょう。  
 今年6月、Aさんは大網にある民間児童館の副館長に就任されました。毎日が悪戦苦闘の連続ですが、わが子のため、地域の子どもたちのために今必死で頑張っています。 
「母親が変われば、子が変わる」今まさに実践され、親子で歩まれているところです。
  
執筆者の中嶋悦子さんは、この連載のタイトル『こでまりの夢』について「こでまりの花は、白い小さな花たちが集まって、てまりのような丸い形に咲くことから、その名がつけられました。子どもも大人も一人ひとりはちっぽけな存在ですが、みんな仲良く寄り添って成長し合えたら、こでまりのように見応えのある素晴らしい花になれるのではないか、と思いました。夢としたのは、みんなが幸せになれますようにとの思いからです」と話しています。
プロフィール 中嶋 悦子(なかしま えつこ)
昭和40年生まれ。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里町にて子育てボランティア『はっぴーくらぶ』主宰。全日本家庭教育ポピー小手指支部、モニターアドバイザー。PHP大網友の会『めだかのがっこう』代表。平成14年、PHP賞受賞。同年、兵庫県西宮市子育て甲子園特別賞受賞。その他、多数執筆掲載。
  



(C)City Life