人とふれあえる仕事が好き三人交代で守る駅
養老川の水運にかかわった海士が多く住んでいたことから、このあたりは海士村という名がついていた。大正14年、海士と有木の2つの集落の間に海士有木(あまありき)駅が建てられ、明治7年に、海士村と有木村が合併して海士有木村となった。木造のこじんまりとした駅舎は、今でも建設時の姿をそのまま残している。
現在、海士有木駅には、坂巻さん・高山さん・長谷川さんの3名の女性駅員が、早番・遅番・休みの3交代で1名ずつ勤務している。発券、改札、電車発車・到着時の安全確認、駅の清掃まですべて1人でこなさなければならない。早番と遅番の交代時間に、坂巻さんと高山さんにお話を伺った。
お二人が海士有木駅に勤務してちょうど1年。はじめの頃は、毎日変わる生活パターンに慣れなかったり、五井駅経由で遠方へお出かけのお客様に「○△駅までください」といわれて場所が分からなかったり、たくさんの苦労があったそうだ。今では付近の高校に通う高校生や、国道沿いにあるパチンコ店へ通うおじいさんをはじめ顔見知りのお客様も増え、お二人ともたくさんの人とふれあえる駅での仕事が大好き。「家族とお客様に助けられて、アッという間の1年間でした」と語ってくれた。