ふるさと「小湊鉄道7」馬立駅

馬  立

青山操さん・柴田勝実さん  楽しい駅を作りたい

小湊鉄道が開通する以前に、馬立(うまたて)には馬の放牧場があったといわれている。現在馬場台と呼ばれている地域で馬の訓練もされていた。馬市で馬の売買も行われ、草競馬場もあったという。 現在、馬立駅周辺には田んぼが多く、のどかな田園風景が広がっている。田んぼの間を流れる養老川はこの付近で大きく蛇行して2つに分かれ、支流となった戸田川が駅に向かって流れている。昭和50年頃できた吉野台団地や小勝山(おかちやま)団地から馬立駅までは歩いて約30分。自転車を利用している住民が多いため、駅前には大きな駐輪場が完備されている。 青山操さん、柴田勝実さんは今まで養老渓谷駅、里見駅で一緒に勤務していた。そして昨年4月から二人揃って馬立駅で勤務するようになった。長年一緒に各駅を守ってきただけあって、二人の息はぴったり。二人とも楽しい駅を作っていこうという気持ちがたいへん強いようである。その気持ちが利用する人たちにも伝わったのか、近所で華道教室を開いている先生が、駅の待合室にお花を生けてくれるようになったという。 3人交代制の勤務は、早番は朝5時30分から、遅番は夜9時30分まで。そして利用客の安全を管理するという 仕事は決して楽なものではない。しかし青山さんと柴田さんが数十年もの間、元気で頑張っているのは、客とのあたたかい心のふれあいがあったからだという。「私たちの健康の秘訣は、毎日お客さんと楽しく会話をすることなんです」と笑顔で話してくれた。

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