CMにも登場!花にあふれたホーム中村満里子さん、渡辺久仁子さん 小湊鉄道は大正14年3月7日に、
五井駅から里見駅までが開通した。創業当時は、
乗客の輸送と共に貨物を運ぶことも重要な事業であり、
里見駅は万田野山からの砂利輸送の基地として開設された。
既に掘りつくしてしまったため昔の面影はないが、万田野山は
千葉県では珍しい砂利の採取地であったという。里見駅から万
田野砂利採取場へレールを敷き、多量の砂利を貨車に流し入れて運送していた。
大正15年9月1日に月崎駅まで路線が延びてからは、旅客列車の後ろに貨車2輌が連なって走り、
五井駅を発車して里見駅に到着すると、貨車のみが万田野山に向かい砂利を積んで戻ってくる。
客車は貨車が来るまで里見駅で停車して待っていて、貨車が戻ってくると再び連結して発車していたという。
やがてトラック輸送が普及したため、貨物輸送は中止となった。 現在の里見駅はTVのCM撮影に使われる
ことも多い。医薬品やポケットベルのCMは皆さんの記憶にも新しいのではないだろうか。ホームには花壇や
鉢にいろいろな種類の花が植えられている。「外国の田舎町のように、お花のいっぱいある駅にするのが私たち
の夢なんです」というのは里見駅に勤務する3名の女性駅員。お昼の引き継ぎの時間に中村さんと渡辺さんに
お話を伺った。現在利用客の80%が小中学生だという。里見駅から高滝駅まで通う高滝小の児童と、遠くは養
老渓谷駅から里見駅まで通ってくる加茂中の生徒である。「子供達の安全に一番気を付けています」
と話してくれた。子供達は駅員さんをとても慕っているようで、親や先生に話せない相談を受けることも度々ある
そうだ。気さくな駅員さんと綺麗な花に囲まれた里見駅は、訪れるだけでなんだかとても楽しい気分にな
る駅である。鳳来寺観音堂 昭和6年に国指定重要文化財に指定された鳳来寺観音堂は、室町時代後期を代
表する建物である。正面三間、側面三間のいわゆる三間堂で、屋根は寄棟造りの茅葺き。丘を背にひっそり
と建つ唐様の均整のとれた美しい姿に、心の安らぎを感じられる。