4月29日のみどりの日。五井のラオックスとイトーヨーカドーの間の小道でイベントが開催された。市内五井地区の活性化を目的に、商工会議所と五井商店会連合会、市民で構成する『五井まちづくり協議会』が主催した、『こじゃれ通りプレオープンイベント花フェスタin GOI』。市有地の幅8メートル、長さ120メートルの中にあった水路を埋める計画から、五井に魅力ある空間を作ろうと、昨年4月、協議会と行政、市民が一体となって『こじゃれ通り』をプラン化。整備が完成するのは今年末だが、その前に広く市民にPRしようと、協議会が今回のイベントを企画した。 協議会の空き地活用委員会委員長・高石さんは、「協議会では、これまでもチャレンジショップ『半熟たまご』の開店や、各商店をコンサルティングする『モデル商店』の事業を行ってきました。今回の花フェスタは、多くの市民の方と楽しめ、『こじゃれ通り』のイメージにあったイベントをと考えたものです」と話す。 花フェスタは、市民参加でつくるメインの花壁画、軽食などのオープンカフェ、市原園芸高校による花の装飾、五井幼稚園、五井小・中学校、若葉中学校、東海大望洋高校の子どもたちによる音楽演奏で構成。壁画は、当日の午後に臨海競技場で行われるJEFの試合のPRも考えてデザインされ、高さ2メートル、長さ10メートルの木製パネルに『ガンバレJEF』と花を差し込んで描いた。使われた4万本・6色のチューリップは、協議会メンバーと市民の55名が日帰りで、イベントの2日前に新潟で摘み取り、運んできたものだ。 新潟県では、チューリップの球根栽培が盛んで、球根育成のためには咲いた花をすべて捨てる。新潟県内では市民の『にいがた花絵プロジェクト実行委員会』がこの花を使って絵を作るイベントを93年から始め、現在、その運動が神戸、横浜、長野と全国的に広がっている。「花摘みの日程は強行軍でしたが、鮮やかに咲きそろったチューリップはとてもきれいで、感動しました」「摘み取り作業は、簡単にポキポキと折れるので、楽しくて夢中になりました。花のなくなった球根畑を見て、やり遂げたーって思いました。機会があれば、また行きたい」と花摘みの参加者。 壁画づくりは事前に参加者を募集。イベント当日の朝10時に集まり、作業にとりかかった。周囲の小売店が営業する10時から望洋高校の生徒たちによる演奏、オープンカフェも開店。買い物に来た人たちが音楽や、細い通りにあふれる色とりどりのチューリップに足を止めた。壁画ができあがったのは11時半頃。飛び入り参加も多く、「200名以上の方が手伝ってくださったと思います」と高石さん。壁画を作った後もたくさんのチューリップが残ったため、通りに花びらをまき、また、来場した人たちに自由に花を持っていってもらった。「チューリップがこんないい香りがするなんて。大きな花でびっくり。たまたま買い物に来て良かったです」と子どもと一緒に花をもらった女性。 「このようなイベントは初めてでしたので、とにかく手探り。4万本の花摘みと花絵づくりの作業がどれくらい大変なのか分からず、心配でした。しかし今回は晴天に恵まれ、また、多くの人に参加いただいて成功しました。とても有り難かったです。協議会ではこれからさらに組織作りを進め、元気なまちづくりを目差して本格的に活動します」。 プレオープンイベントは、今月24日にもう一度開催される。今度は『食』がテーマ。1メートル以上ある鍋で2003食分のパエリヤを作り、来場者に無料配布。オープンカフェとJEFに関するクイズ大会も行う予定だ。 (米)