NO.20

みんなあつまれ森のお祭り『Fun』
自由な表現で魅力あるいちはらを発信

10月12日(日)、市原文化の森(福増)で野外イベント『Fun』が開催される。Fun(Find out the Universal Nation)とは、自由な表現を持って壁のない国をめざす活動をいう。楽しみながらコミュニケーションの輪を広げていこうと、市原に住む若者たちが集まって企画した。ライブ、ダンス、グラフィティー、フリマ、ワークショップ、自分を表現するものであれば、何でもOK。新たな出会いを通じて、市原をもっと魅力ある場所にしていきたいという若い世代の思いが形になった。

「アートフリーマーケットやエコメッセ等、これまで様々な場所で、自然をコンセプトにしたメッセージを発信してきました。でも、全て市外。市原にはそういう場がありませんでした。活動する中で、自分と同じ思いを持っている人が市原にもたくさんいる事に気がついたのです。『どうせ、市原なんか』と思っている若い人たちは多いと思いますが、だったら同じ思いを持つ私たちで『魅力ある市原』にしていこうと思いました」と、話すのは、実行委員のひとり木澤かつえさん(35)。

 学生、社会人、主婦。実行委員は20〜30代の男女20名。今年6月1日、市原市市民会館で開催した1回目のFunは、ライブやダンス等、ステージ上でのパフォーマンスが中心だった。参加者のアンケートには「もっと盛り上げて!」「もっと熱くしよう!」のコメントが記されていた。「みんなこういう場を求めていたのだと、確信しました。中にはもっと情報が欲しいというコメントもありました。じゃあ、次はどんな事?と話し合いました」。そして2回目の今回。より自由な表現ができるようにと、会場には天井のない野外を選んだ。

 束縛されたり決め事が多いと苦痛になるのは皆同じと、自分たちも楽しみながらがモットー。会則も組織も必要最低限。実行委員会も、その時集まれるメンバーで進める。とはいうものの「今回のこのイベントこそが、これからの僕たちの方向性を見つけてくれるものだと思っています。主催者、参加者、ギャラリー、それぞれ互いが市原のエネルギーを感じ合える場にしたい」と、メンバーは意気込みを語る。行政に出向いて会場を借り、教育委員会の後援を得た。地元事業所に協賛金を募り、他市のフリーマーケットに参加して資金を稼ぐ。チラシやポスターは、グラクが得意なメンバーが担当した。

 実行委員も、それぞれ活動を通じて自分を表現する。「福祉だってアートになるし、創作活動がエコロジーになることだってあります。線引きはしていません」。当日は体験を通じて親子で楽しめるワークショップをはじめ、風船、シャボン玉、紙芝居もあるチャイルドスペースも設ける。エネルギッシュな地元高校生や保育園のチビッコの参加も取り付けた。「何を伝えたいのか、どんなメッセージを発信したいのかは、実際に来て見て五感で感じて欲しい」。とりあえずは、ひとりでも多くの人に知ってもらうことが大事という。

「街づくりや街おこしといえば、子育てが終わっ私たちの親世代の活躍が目立ちます。でも、これからの高齢化社会を支えるのは私たち若い世代だし、就職もきびいしい中で子育てして生活していかなければならないのも私たちです。きびしい時代だからこそ、コミュニケーションや人とのつながりを大事にして、暮らしの場である市原を、もっと元気に、もっと楽しくしたいのです。世代が違えば、それぞれ価値観も違います。先輩たちに学んでいきたい気持ちも大いにあります。また、同世代にだって温度差はあります。何事も否定的にならず互いが認め合うこと。それは、自分自身の発見にもつながります」と、実行委員の田中智志さん(34)は話す。

 多くの仲間が集まることで、自分たちの意識を変え、市原の魅力を発信しようとする若者たちに、周囲の期待は高まる。       (国)

※当日のボランティアスタッフ募集中
問い合わせ/
  • 木澤 TEL/41・1610
  • 永野 TEL/090・1827・8564

   

  

 



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