母乳育児、自然育児をしたいお母さんたちが集まって、全国的に活動するNPO『自然育児友の会』。20年前、東京で数人から始まったサークルは、妊娠・出産から母乳育児、アトピー、手当法、暮らしに関する情報などを発信、現在全国2000名以上が会員となって、会報誌やメール、各地域で交流するお茶会などを展開中だ。
今年の初めには千葉市にも交流グループが発足。中央区の及川久美子さん?をリーダーに、会員宅で月1回程度のお茶会を開いている。「10年前、自然に沿った生活がしたくて、暮らし方など情報を探しました。子どもを産んでからは母乳育児や自然育児。この会にたどり着くまでは、ひとりで四苦八苦したものです。今は、お子さんのアトピーで悩んだり、周囲にアドバイスしてくれる人がいずにストレスを抱えて子育てしているお母さんが増えています。私たちは母親と子どもの心と体に優しい子育てとして、母乳や自然療法など『おばあちゃんの知恵』を生かし、フラワーエッセンスなど新しいものも取り入れて提案しています。これを仲間と一緒にしていくことで、地域のお母さんたちの助けになりたいと思います」と話す。
お茶会は、お産のことや自然育児、母親自身の心身のケアなどの情報交換や体験の場。お昼持ちよりでのおしゃべり、川遊び、草木染め、自分でできる整体法など様々。参加は自由。毎回、生後数カ月から3才くらいまでの子どもを連れて、千葉市内の会員を中心に、四街道、船橋、市原などから親子約20名が集まる。先月のお茶会では、体を温めて心も体もリラックスさせる足湯と、コンニャクの温湿布を学んだ。「風邪気味のごく軽い症状なら、私も子どもも、とりあえず足湯か腰にコンニャク湿布。たいていはそれで回復しますよ」と実践してきたメンバー。汗をかいたらすぐ着替える、水気はていねいにふき取るなど、手当のコツなどを聞きながら若いお母さんたちも体験。その間に子どもにおっぱいをあげたり、おしゃべりしたりと、ワイワイ過ごした。
及川さんたちメンバーが参加するグループには、お茶会のほか、『わらべうたの会』『プレーパークをつくる会』などがあり、お互いに行き来して楽しんでいる。プレーパークは子どもたちの冒険遊び場。禁止事項がなく、自分の責任で自由に遊ぶことがモットー。『わらべうたの会』では、昔から伝えられてきた『ずいずいずっころばし』に代表されるような素朴な歌で、子どもと遊ぶグループ。どちらも子どもを生き生きと育て、世代を問わず交流できる場になっている。「自然育児は、胎児と母親に優しいお産から始まって、子どもの自己治癒力や創造性など、持って生まれた素晴らしい能力を発揮できるよう、五感に訴える心豊かな暮らし方を考えていくものです。それは、使い捨てを減らすなど、地球環境への配慮も含まれます。全国の会員の中には自然食品やコットン製品の開発、環境問題で活動している人もいます。私たちも少しずつ輪を広げ、千葉市外の会員さんがそれぞれの地域で活動できるようにしたい。命や物の大切さを子どもに伝えるための環境づくりに広げていきたいですね」と及川さんは話す。
今月22日には、自然育児友の会主催でトークイベント『ハッピーなお産をしよう!』を初めて千葉で開催。事前申込みで千葉の会員が作成した口コミ情報小冊子もプレゼントされる。詳しくは今号の『講演会』情報にて。 (米)