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人づくり、モノづくり、仕事づくり『CS21市原ピポハウス』誕生

 だれもが生きがいを持って暮らせる社会、互いに尊重しあえる共生社会を目指すNPO法人『コミュニケーション・スクエア21(CS21)』のサテライトとして、この春市内山田橋に『CS21市原ピポハウス』が誕生した。

 オープンイベントは、2月に開催した『風呂敷ショップ』。手作りのパンやクッキー、アクセサリー、小物類等を風呂敷1枚分のスペースに並べるフリーマーケットには18の出店があり、たくさんの出会いが生まれた。場所を提供した都築都(つづきみやこ)さんは「閉めていたレストランを、何かの形で地域にお役に立てたいと考えていたとき、CS21の代表叶内路子(かなうちみちこ)さんとのご縁をいただきました。出会いと情報を共有しながら生きがいを共感出来る集いの場づくりがコンセプトと聞いて、これだと思いました。10年間レストランをしてきた雰囲気を活かして、ここならではの場所づくりをしたいと考え、食をコミュニケーションの中心にしてのスタートです」と話す。
 ここには、一人ひとりが個性や能力を生かし、モノづくり、仕事づくりが提案できるシステムがある。あくまでも都築さんは場所を提供するだけ。参加者は売り上げの15パーセントを維持協力金として納め、互いに責任をとりあうのが基本。コピー1枚5円等、小さなお金もムダにしない。
 週に1度、手作り弁当でランチを提供することになった菊地章江さん。「食べ歩き大好き。料理するのも大好き。食べていただける方がいるなら料理にも張りが出ます」と、旬の素材を使って季節の味をお弁当に盛る。食べ飽きないバリエーションに富む味付けに工夫したという。「プロではない私の料理でお金をいただくわけですから、みなさんの感想を参考にレシピのリクエストが来るようなお料理をつくっていきたいですね」と、食後も料理の話におしゃべりの輪が広がる。他に、有機野菜で作るベジタブルカレー、雑穀米おにぎり、手作りライ麦パン等を主婦たちが提供する。レストランだったここでは、本格的なコーヒーも会員は1杯100円で飲める。
 風呂敷ショップが縁で、週末に手作りの和小物をCSに持参するのは、きものアドバイザーの山本智江さん。着付けや呉服のコーディネーターとして全国を回っていた山本さんが、息子と同居のため長年住み慣れた京都から市原に来たのは3年前。「そろそろ休んでも良いかなと思って来たのですが、お友達もなく働くことが当たり前だった私にとって、家でじっとしていることは寂しいかぎりでした。ひまに任せて趣味の和小物を作りましたが、たまるばかり。このような場所があることを知ってからは、次は何をつくろうかとワクワクしています。とても励みになります」と話す。京の香りするちりめんや友禅で作った巾着、昔懐かしいお手玉や人形。忘れていた日本の良さを再認識させてくれる小物の数々が、テーブルの上にところ狭しと並ぶ。「先月はおひな様、今度来るときはかぶとを作って来ましょうね」と山本さん。2年間ひとりで過ごしていた山本さんだったが、ここへ来ることで人のつながりが大きく広がったという。他にも和紙工芸、草木染めのニット、ベネチアンビーズのアクセサリーなど、手づくり品が展示販売されている。 
 生まれたばかりの『CS21市原ピポハウス』。入り口ドアには、共生のシンボル、カバと小鳥をデザインしたピポマークがある。出会いの場、仕事づくりの場として、多くの人に参加交流して欲しいと、都築さんは願う。今後、講演会や講座、趣味の集まり等に場所を提供(1時間800円)し、運営費としていく。 (国)   

CS21市原 TEL43-4024
 


山本智江さん

CS21市原ピポハウスのスタッフ右から2番目が都築さん

菊地さんのランチは金曜日。コーヒーとデザートがついて980円。15食限定。
その他曜日のランチについては、問い合わせください。

  

 



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