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 みんなが笑顔になれる
 居場所「ふれあいキッズ」

 少子化が進む中、子育て支援にも地域の力が求められている。「共稼ぎ世帯では特に深刻です」と、市原市青葉台で活動する『NPO法人青葉台さわやかネットワーク(ASN)』では、高齢者を対象にした事業に加え、昨年6月、学童保育「ふれあいキッズ」をスタートさせた。 
「ただいま」と、子どもたちが学校から帰って来るのはASNの活動拠点でもある団地内の一戸建て。月〜金曜日の放課後、親の迎えがあるまで専門の指導員とボランティアが交替で子どもたちの世話をする。
「地域の課題は地域で支えるという考え方で、私たちは活動しています。一昨年、子育て、高齢者、障がい者の視点から青葉台地区のニーズ調査を実施しました。全戸アンケートの他に、懇談会を開いてヒアリングも行いました。中でも若い世代の子育て支援に対する要望は切実でした」と話すのは、ASN代表の中戸幹郎さん。「できるだけ多くの大人が参加し、地域が一体となって子どもを見守る環境をつくることが大切」と、ASNでは地域活動の中で子育ての問題を解決していこうと『ふれあいキッズ』を開設した。
 保護者の負担はできるだけ軽減したいと、スタートの今年度は文部科学省が実施するこどもの居場所づくり事業と県と市が支援するいきいき市原ふるさとづくり事業に申請し、助成を受けることができた。「まずは、小学校低学年を対象にスタートしました。現在9名の子どもたちに、教員の経験を持つ指導員10名と地域のボランティアスタッフ3名が毎日交替であたっています。今年度はお子さん1人につき月1万円負担していただいていますが、助成がなくなれば個人の負担が多くなります。すでに来年度の申し込みも今以上に来ています。いかに継続していくかが、今後の私たちの最大の課題です」と、事業運営リーダーの中谷勝敏さんは話す。
 学校から帰ってきた子どもたちは、まず宿題、おやつ、外遊び、子ども同士ふれあう中で季節毎に様々なお楽しみプログラムも用意されている。「心の通う第2の家庭を目指しています。私自身、現役時代ひとりは保育園、ひとりは子守さんにと、兄弟別々に預けて仕事を続けてきました。子どもが小学校に上がると、どちらかが仕事を辞めなければならないという状況の方もいらっしゃいます。いきいき仕事をする姿を見せることも親としての大切な役目です。そのためにも地域に安心して預けられる場所が必要です」と話すのは、指導員の高柴安子さん。小学校の教頭だった高柴さんは、子育てをする親の悩みが大きい事を知り、地域支援のためと、昨年臨床心理カウンセラーと臨床心理療法士の資格を取得した。
 地域の悩んでいる人、困っている人がいつでも来られる場所を提供していきたいと、現在、ASNでは、帝京大学医学部付属市原病院や小学校のPTAとも連携し、地域のネットワークづくりを進める。子どもたちの笑顔のためには、親はもちろん地域全体が笑顔になる必要があると『ふれあいキッズ』を元気発信の場にしたいとメンバーは語る。(国)

問い合わせ/ASN 
TEL.62-8215
中谷さん(左)と中戸さん(右)
■子育て支援のためのカウンセリングルーム
・第2、4金曜日10〜15時
・予約制 初回2000円、次回より1000円

 

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