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正月の料理4品

 あけましておめでとうございます。
 最近は、おせち料理を手作りして、お正月を迎える家庭は少なくなったようです。今回、ご紹介する料理は、山武地域で正月によく作り、今でも作られることが多いものです。
 まずは、すばし(上)。酢バスのことです。ハス200グラムを薄切りにし、白さを保たせるため酢水にくぐらせます。鍋に砂糖大さじ5、酢と酒大さじ3ずつを入れ、ハスも加え、ふたをしないで5分ほど(はじめ強火で煮立ったら中火で)煮ます。火をとめる間際に種を取った唐辛子を入れます。ハスのシャキシャキ感をそこなわないよう、煮上がったら熱いうちに取りだしてさまします。お祝い事には欠かせない一品です。
 次に、昆布巻き。昔は昆布にゴボウと煮干し、またはニシンを入れましたが、今回は甘ジャケを入れました。1センチ角に切ったゴボウ100グラムと、ゴボウと同じ大きさの甘ジャケ1きれを昆布で巻き、かんぴょうで結びます。鍋に醤油と砂糖を大さじ3ずつ、みりん大さじ2、だし汁カップ5、塩少々と、魚の臭い消しに梅干し5個位を入れ、昆布巻きを加え、昆布が柔らかくなるまで20分ほど(はじめ強火で煮立ったら弱火で)煮て出来上がり。酒の肴にもなりますし、ごはんもすすむ一品です。
 そして、かきなます。さっぱりしたものが欲しい時に。大根とニンジンの紅白なますは定番ですが、柿とも相性が良いので、是非お試しください。大根10センチ、ニンジン3センチ位を千切りにし、塩少々を振り一晩おき、しんなりさせます。翌日、ざっと塩気を洗い流し、砂糖大さじ4、酢の代わりにユズ5個を絞った汁、イチョウ切りにした柿2分の1個を加え6時間ほど漬け込みます。柿の他、砕いた煎りピーナツを入れるのもいいですよ。
 さて、お正月といえば、きんとんですが、お馴染みの栗きんとんではなく、リンゴ入り芋きんとんを。サツマイモ中3個を1センチ位の輪切りにし茹で、熱いうちに裏ごしします。これにクチナシを加え、とろ火でじっくり煮込みます。火を止めたらイチョウ切りにしたリンゴ4分の1個とユズの絞り汁少々を入れて出来上がりです。リンゴではなく、甘納豆を入れることもあります。

昆布巻き
かきなます
リンゴ入り芋きんとん
行木 芳子(なめき よしこ)
成東町在住。73歳。食を通じて地域の福祉ボランティア活動に関わり30年。現在、地区の社会福祉協議会推進員、山武巻き寿司の会(前期会長)、賞味会副会長等を務める。趣味は短歌・御詠歌・大正琴。

 



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