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NO.5

『ジャガイモとタケノコの煮付け』と『トマトと甘酢漬けミョウガ・
カイワレのサラダ』

(1)ジャガイモとタケノコの煮付け
 昔、田植えの時期は遅く6月で、この頃になると『ひよとり』という浜(漁村)のお母さん達が数人、隊を組んで農家の手伝いに通ってきました。『日雇い』のことを、このあたりではそう呼んだのです。田植え以外にも、蚕や麦狩りの忙しい時期にも手伝いを頼み、昭和30年近くまで、これは続いていたと思います。朝7時頃には来て働き始め、午前中に米を焼いた『いりこ』などちょっとしたものを、昼には煮物や魚、漬物とご飯を、午後はおはぎや焼いた餅など、お腹にたまるものを作って出しました。この食事の支度を『ごったく』といい、たいがい、農家の働き手は日中、『ひよとり』さんと働きに出てるから、子守りをしながら、おばあさんが『ごったく』づくりをしたのです。朝早くから日が暮れるまでの身体を使う仕事だから、それなりにボリュームのあるものを作りました。
 今回、ご紹介する『ジャガイモとタケノコの煮付け』も、そんな一品です。このあたりでは、6月半ば頃までマダケが採れます。大きく切ったジャガイモ6個とスナックエンドウ(インゲンでも可)数本を油で炒め、15センチ位のむいたマダケを大きく斜め切りにして加え、砂糖大2、醤油大1.5、出し汁カップ1を入れ、出来上がり。

(2)トマトと甘酢漬けミョウガ・カイワレのサラダ
 トマト3個を適当な大きさに切り、その上に甘酢漬け(酢大さじ1.5、砂糖大さじ2、塩小さじ1、みりん大さじ1の割合で)にしたミョウガとカイワレを、こんもりとのせマヨネーズをかけて出来上がり。マヨネーズと甘酢の風味が食をそそります。

行木 芳子(なめき よしこ)
成東町在住。73歳。食を通じて地域の福祉ボランティア活動に関わり30年。現在、地区の社会福祉協議会推進員、山武巻き寿司の会(前期会長)、賞味会副会長等を務める。趣味は短歌・御詠歌・大正琴。

 



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