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「青虫のように、野菜をモリモリ食べて
          健康になりましょう!」


野菜料理研究グループ『青虫の会』
(茂原市)

 今年5月、茂原市に野菜料理研究グループ『青虫の会』が発足した。
 「消費者に農業のことを、もっと知ってもらう活動が大切だと思います」と話す会長の加藤やえ子さん(57)は、35年間、県の職員として各地の農家をまわり、農業指導をしてきた経歴を持つ。
 農業を知ってもらうには、まずは野菜を食べてもらうこと。ただ、たくさん野菜を食べようというのでなく、そこに至るまでのプロセス、たとえば、会員達にも野菜づくりをして『農』というものを体感してもらう、こんなに手軽に作れて美味しい野菜料理もあるんだと知ってもらう、野菜そのものの美味しさを引き出す食べ方を伝授することなどが必要ではないかと考えた。
 野菜は生鮮食材。地元産のとれたて野菜にも目を向けてもらえたら…。そんな思いもあった。今年3月、市内バイパス沿いに直売所『ねぎぼうず』がオープンしたことも、地元野菜を見直し購入するきっかけとなるだろう。「退職したら、在職中に得た知識と経験を、野菜料理を通じて農業と健康をつなげるような活動で地域に還元したいね」と話し合っていた同じく県の職員(生活改善)であった副会長の藤乗(とうじょう)勝江さん(60)と共に会を立ち上げた。
 会の活動は、毎月第2土曜日午前9時半から午後1時まで、市内東郷福祉センターで行われる。皆が集まると1時間あまり講義があり、そのあと調理、会食となる。
 9月の活動日に取材にうかがった。今回は、葉ニンニクと葉タマネギの栽培をテーマに加藤会長が講義をした。講義といっても、堅苦しいものでなく、なごやかな雰囲気。終わると質問を受ける。「ほっこりした土の作り方は?」、「雑草だらけの土地を耕すには?」野菜づくり初心者から家庭菜園経験者まで皆さん、活発に質問をする。にこやかに答える加藤会長の話は、具体例を交えた分かりやすいものだ。皆、納得のいった面持ちで真剣にメモをとる。各人の手元には葉ニンニクの種苗と栽培メモが配られている。「葉ニンニクは素人の皆さんでも育てやすい。柔らかいから葉っぱごと食べられるの。あまり出回っていないから珍しさもあっていいでしょ」と加藤会長。この時期に植え付け、12月の収穫時には、葉ニンニクや葉タマネギを使った料理を作る予定だ。
 次に、皆さんお待ちかねの料理の時間。本日の食材はカボチャ。本当は旬の8月に使いたかったが、夏休みで皆さん忙しくて活動はお休みしたので今月に持ち越したという。レシピは、コロッケ、あんかけ、ゴマ炒め煮。会員数は24名だが、この日の参加者は18名。出来上がった料理は隣の娯楽室に運ぶ。全員が揃ったところで会食が始まる。食べながらも食材の保存の仕方、余らせずに使い切る食材の調理法等々、会話が飛び交う。
 料理のレシピは事前に加藤会長たち4人で作成するが、当日参加者の意見も取り入れて修正も加え完成とする。レシピは直売所『ねぎぼうず』にも置いている。これがなかなか好評で、常連客から催促されるほど。会員の話を聞いても入会理由のひとつに「もっと野菜料理のレパートリーを増やしたくて」を挙げる人が多い。そして、「ワンパターンだと家族に不満を言われてたのが、会で覚えた料理を作り喜ばれるようになった」という声も。
 これまで6月にウメやラッキョウを使った加工品について、副会長の藤乗さんが講義したり、7月は会員である保健師が食中毒や熱中症に関して講義をした。会員には他、看護師もいる。この会が、たんなる料理教室でなく『食と農をつなぐ健康生活』を目標とするため、加藤会長が声をかけたという。
 また、会員の大半は50代から60代というのも会の特徴だ。「敢えて中高年に的を絞りたかった。若い人と私達が同じ料理では無理があるし、健康についても中高年向けの情報を伝えたいから」と加藤会長。更に、皆が気軽に意見や情報交換できる場でありたいとも話す。
 入会金・会費は無料で、毎回の食材費500円のみ。但し、現在は残念ながら会員募集はしていない。来年春に茂原市広報紙面にて募集する。 (内田)


講義

本日の料理

 



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