波音と潮風、緑あふれる心地よいフィールド。そして元気をくれる地元特産の食べもの。夏に楽しみたいスポットを訪ねた。
東京湾に突き出た富津半島。ここは、松などの広大な保安林のなか、プール、海水浴場、キャンプ場を整備した県立公園。公園入口には、観光協会の案内所があり、資料が手に入る。公園内はかなり広いのでここで地図をもらっておくと便利だ。
富津公園のプールは、通年使用できる屋内温水プールと夏季のみのジャンボプールがある。屋内温水プールは25m、競泳、シンクロナイズドスイミング、水球に対応できる水深可動床式。ジャンボプールは海岸に面した敷地に5種類。240mの流水プール、大波小波が打ち寄せてくる造波プール、50m競泳プール、噴水のついたちびっこプール、スライダープールだ。特にスライダーは、東京湾が一望できる高さからスピードにのって一気に滑り降りるので、迫力満点。全長121mのスパイラルウォータースライダー、50mのチューブスライダー、53mの直線スライダーの3タイプが楽しめる。
その他、広い保安林を挟んでプールと反対側の海岸には海水浴場、その近くの松林の中には、1000人収容可能な夏季のみのキャンプ場がある。潮干狩り場やテニスコートなど、施設が充実している。
◇ジャンボプール 一般1140円、高校生820円、小中学生410円、幼児100円 9時〜17時
TEL0439-87-6061
◇観光協会
TEL0439-87-2565
新名物・はかりめ丼
富津公園から車で約10分、JR大貫駅、佐貫町駅のある大佐和地区に、新名物のアナゴ料理『はかりめ丼』がお目見えした。『はかりめ』とは、以前、仲卸が使っていた言葉で『アナゴ』のこと。魚の重さをはかる棒ばかりの目と、アナゴの体の両脇にある側線がよく似ているからだという。
このはかりめ丼、評判は上々で、千葉市などからわざわざ食べに来る人もいる。使われるアナゴは、大貫港で水揚げされる羽田沖の「江戸前」もの。以前から地元の飲食店ではこの江戸前のアナゴ料理を出していたが、H11年に始まった県の地域振興事業をきっかけに、大佐和のアナゴをアピールすることになった。大佐和商工会の会員である17の居酒屋、レストラン、旅館、食堂などが、同じどんぶりメニューを提供。赤地に白い文字で書かれた『江戸前のアナゴ料理』の旗を店先に出している。富津公園入口の観光案内所では取扱店マップもある。
はかりめ丼を取り扱っている寿司屋のご主人は、「昔から大貫のアナゴは、生きたまま築地に運ばれ、鮮度とうまさで重宝がられてきた。内湾は波が静かなので、どの魚も身はやわらかい。これをやや甘口で煮つけて、さっと焼く。料理法はどこの店でも同じ。ただ、手作りだから味が微妙に違うので、それを食べ比べている人もいるよ」。食べてみると外はパリパリ、中はふっくら。口の中でとろけるようなやわらかさで、タレもご飯とぴったり。値段は、汁物などとセットで700〜1000円。ビタミンも多く含んだ栄養価の高いアナゴ。体力回復にもいいとか。夏を乗りきる一品としてもぜひ味わいたい。 (米)
◇大佐和商工会
TEL0439-65-3591