NO.69

風に吹かれて出かけてみれば…

― 君津 ―

新スポット
片倉ダムと道の駅『きみつふれあいパーク』

 五井から車で約1時間。久留里街道を鴨川方面へ走り、亀山ダムを越えると、この11月に完成式典が行われたばかりの片倉ダムがある。『森と湖のロマンチックリゾート』として周辺の整備も進められている。紅葉の始まったダム周辺を訪ねた。


水辺と林道で紅葉を見よう

 片倉ダムは、君津・木更津・袖ヶ浦を流れる小櫃川の支流・笹川に造られた。治水と、君津地域4市、県営水道一部地域の水道用水として平成6年度から工事が始まり、昨年から試験のため水が入れられている。山間の谷を利用したダム湖は細く曲がった複雑な形で、まわりには、親水公園やピクニック園地などの公園が整備中。完成したのは、ダムを見下ろす『展望台広場』と、鴨川有料道路手前の『清水渓流広場』だ。
 展望台広場へは、久留里街道沿い、湖畔にある道の駅『ふれあいパークきみつ・ダム資料館』の駐車場から歩く。橋を渡ってすぐ左、落ち葉に敷き詰められた遊歩道へ。頭上にさしかかる色づいた木々、あちこちから聞こえる鳥の声を楽しみながら歩くと、やがて、眼下にダムと整備中の公園が見える。かなり段数のある階段を登ると、道の駅と湖、周辺の山が見渡せる展望台。緑の中に黄色と赤に紅葉する山々、それを映し込む湖面。爽やかな空気と一望できる景色で、心身をリフレッシュ。
 小道の入口に戻ったら、車道を先へ。この道は、県の自然環境保全地域や国有林に接し、約4キロ奥まで行ける。途中には湖に沈んだ林道や谷があり、木々が湖から枝を出し、紅葉している姿も見られる。道の両側は、黄色や赤の紅葉が続くので、のんびり歩いて深まる秋を満喫したい。
『清水渓流広場』は、道の駅から車で数分、久留里街道と渓流に挟まれた自然林を生かした公園。歩道を300mほど行った一番奥は、渓流が道路をくぐって低い段差を流れ落ちる『濃溝洞窟の滝』。清らかに澄み切った川は浅く、階段を下りれば水辺に行ける。歩道と平行して湿地があり、ここには木道がかけられ、清水が細い流れをつくっている。滝にも渓流にも紅葉した木々が枝を伸ばし、モミジが水面を流れ、渓谷美を眺められる。公園の駐車場を挟んで、民営の日帰り温泉やレストラン、土産物屋もあるので、ここで一休みするのもいい。


道の駅には地元特産物がいっぱい

 道の駅『きみつふれあいパーク・きみつふるさと物産館』は、東京・神奈川などからの観光客や地元の人たちで、いつも賑わっている。
野菜や地鶏、木工品などの特産物が豊富で、旬のものは特に安く、時にはバラ売りなどもある。秋から冬にかけての名物は、ハヤトウリの漬け物。しょう油や味噌、酢などで漬け込んだ、わずかに甘みのあるさっぱりした味。ジネンジョやシイタケなども、この時期ならでは。(土)(日)(祝)には、建物の外で朝どり野菜や手作りの太巻き寿司、餅、コロッケなども販売。アサリの『なが生きや』では、アサリをすりつぶして味噌に混ぜ、火を通した自家製『なめ味噌』が人気だ。(米)

◇片倉ダム管理所
 管理所に直接行くと、片倉ダム周辺整備ガイドマップがもらえる。
TEL0439−39−3550

◇きみつふるさと物産館
 軽食コーナーあり。管理所では、君津周辺ガイドマップを用意していて、観光情報などを教えてくれる。
9時〜17時。駐車場、トイレは24時間。
TEL0439−39−3939

地図(pdfファイル)


ハヤトウリとしょう油漬け
片倉ダム 濃溝洞窟の滝
渓流公園そばの日帰り温泉

 



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