緑豊かな純農村地帯、安房郡三芳村の人口は5000人足らず。この小さな村に年間36万人もの観光客が訪れます。夏休み、あなたもその魅力を体験してみませんか。
■イベント盛りだくさん
道の駅『鄙(ひな)の里』は、村の中央を走る県道富津館山線沿い。敷地内には物産センター、乳製品加工場、交流センター等の施設があります。物産センター『土のめぐみ館』には、三芳の旬の味覚が勢揃い。その日採れた地元の野菜、果実、花が並びます。酪農もさかんな三芳村です。隣接する『みるく工房』では、村の生乳を使った乳製品が生産されています。
2年前にオープンしたばかりの交流センター建物の中央、囲むような丸いカウンターは囲炉裏をデザインしたもの。館内には、情報コーナー、地元お母さんたちによる手作りの味が楽しめる農村レストラン『カントリーマム』の他、人気のアイスクリーム、ソフトクリームをはじめとした三芳の物産が販売されています。
毎週土日の2時から、中央カウンターで開催される『オープンキッチンスタジオ』は、村の食材を使ってその場で調理して味わうイベントです。参加費は200〜500円。ナスを使ったデザートやフルーツティーなど、夏らしいメニューが用意されています。その他、8月17日(土)には、ラテンライブも開催の予定。房州うちわづくりや陶芸教室など、夏休みはイベントがいっぱい。詳しくは『鄙の里』にお問い合わせください。
■夏の花摘みひまわり、千日紅
農家の代表20人がメンバーとなっている『三芳村ちょっぴり体験組合』が企画する『ちょとだけ農業収穫体験』。年間1000〜1200台の観光バスを呼ぶ仕掛け人は『夢の花館』代表の福原輝夫さん。「三芳村では、年間を通して様々な収穫体験メニューを用意しています。今の時期はヒマワリとセンニチコウの花摘み、メロンとトウモロコシの収穫ができます」。たくさんの人に花摘みを楽しんでもらえるようにと、ヒマワリは時期をずらして40回も種を蒔くのだといいます。それでも台風がくればアウト。露地栽培には苦労が絶えません。
福原さんは洋ランの栽培農家。栽培ハウスには1万鉢のカトレアが見事です。25の品種を揃え、通年花を絶やしません。何と、このランの王様カトレアの摘み取りもできると聞いて、びっくり。大輪のカトレアにハサミを入れる時は、もうドキドキです。ケーキの箱のようなキャリーバックに入れて1輪800円。ちょっとリッチな花摘みです。管理さえきちんとすれば、寒い時期だと1カ月、暑い夏でも10日は持つといいます。
様々な企画で観光客を楽しませてくれる三芳村。長期滞在しながら農業体験ができる宿泊施設『ファームイン』もあります。「とにかく、私たち農家は来てくださるみなさんから学ばせていただくことが多いです。三芳村を十分楽しんでいただけるように頑張ります」と、福原さんは話します。
(国)