NO.83

風に吹かれて出かけてみれば

 ― 市原市 西広 ―

オリジナルブランドが続々登場
生産者の顔が見える地元農産物が人気

 国道297号バイパス沿い。昨秋、県内11番目の道の駅として市原市浅井小向にオープンした「あずの里いちはら」。平日でも来店客でにぎわう人気スポットとなっている。春間近、隣接する農業センターやアズ植物公園の花もこれからが本番。旬のイチゴも楽しめる「あずの里」を訪ねた。
 地元産の米。白菜、大根、ネギなどの新鮮冬野菜。こだわりのコンニャク、ジャム、味噌、漬け物類などの加工品。売り場には郷土料理の太巻き寿司も並ぶ。これら全てが、生産者や加工者のネーム入り。フレッシュ、しかも作り手の顔が見える農産物が手頃な値段で手に入ると、リピーターも多い。平日で約500人、休日にはその倍以上の人が訪れる。
直売所の運営は、市内60軒の生産農家が参加する『アグリ市原』。今回のオープンと同時に、生産農家が出荷した農産物の売れ行きを各自の携帯電話で確認できる新システムを導入した。在庫管理が自分で出来るので、常にフレッシュな野菜が並ぶという。
 棚に、茎が赤や黄色のカラフルな野菜を見つけた。一見ホウレンソウのような野菜の名前は『スイスチャード』。こんなめずらしい野菜に出会えるのも、ここならでは。ただし、いつもあるとは限らないという。
 2月末には、地元産の大豆で造ったあずの里オリジナルの豆腐も登場する。2月いっぱい開催中のイチゴフェアにちなみ、イチゴを使ったオリジナル生菓子も期間限定で販売。地元食材を使ったサンドイッチメニューが人気の軽食コーナーでも、フェア期間中は自家製イチゴクリームを使ったパンメニューが加わる。イチゴは直売所で買うこともできるが、隣接する市原水耕組合『安藤いちご園』のハウスで、摘み取ることもできる。
 ハウスのイチゴ狩りは、5月末まで楽しめる。幅27メートル、長さ75メートルの広いハウスは、土を使わない水耕栽培。イチゴは腰の高さで栽培されているので、摘み取りもラクチンだ。通路も広いため、車椅子でも入れる。「福祉施設の方が、毎年楽しみに来てくださいます」と安藤実さん。市原市内で、観光農園としてのイチゴ狩りができるのはここだけ。
 3月末から4月にかけては『春の桜まつり』。5月からは隣の田んぼで『お米づくり体験』も始まる。田植え、稲刈りを体験をしながら自分で作った米を味わうという企画。家族や子ども会等を対象に参加者を募集中。収穫した米5キロがついて体験参加料は1家族3千円。
 裏の階段を上がれば、アズ植物公園の芝生広場は目の前。遊歩道そばに咲くロウバイの香りに散策する人の足も止まる。梅、桜、菖蒲と、花の続くこれからは多くの人でにぎわう。                            (国)

地図(pdfファイル)
 ロウバイ

「あずの里いちはら」人気の農産物直売所アズ植物公園

安藤さんのイチゴハウス

JEFグッズもある

  



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