千葉市を流れる花見川。この川沿いで「花見川リバーサイドパーク構想」が進められている。自然環境や景観を保ちながら、広域サイクリングロードや公園緑地を整備していくもので、放水路新川につながり、印旛沼まで続く豊かな緑と水辺の緑地帯になっている。現在、検見川の浜を出発点とする花見川サイクリングロードと、拠点公園・花島公園の渓流水ゾーンが完成している。今回は、この花島公園を中心に花見川区エリアに出かけてみた。
●涼み隊
花島公園は、総合公園でもある。平成18年の完成時には、多目的球技場、テニスコート、アスレチック広場、キャンプ場などを備えた大きな公園になるが、今は流れや池など水辺空間に親しめる「渓流園」と花見川沿いのお花見広場、駐車場の約5ヘクタールのみ開園している。
渓流園は丘陵地に挟まれた細長い空間。自然の林を生かしながら、池や噴水広場、四阿(あずまや)、散歩道が作られている。取材した日は真夏日で、噴水広場で子どもに水遊びをさせている若いお母さんたち、四阿や木陰のベンチにはお年寄りや下校途中の子どもたちが涼んでいた。「池には亀や鯉がいるので、餌をやりに来るんですよ。午前中早い時間だと、もうひとつある池の大賀ハスの花が見られることもあります」と、毎日この公園を散歩するという老年の夫婦。木製の橋が渡された中島池の中ほどに、蕾の大賀ハスが1株、水面からのびていた。大賀ハスは、2000年前の種が東大検見川総合運動場になっている検見川遺跡から見つかり、発芽に成功して増やしたもの。千葉市の花として指定されている。毎年7月には夏祭り「花園ハスまつり」も開催される。今年はこの花島公園で、7/22・23、みこしや盆踊り、子ども祭り、7/30には東大緑地植物実験場でハスを見る会が午前5時〜10時に行われる。
●食べ隊
花島公園から花見川を渡った住宅地の一角に、観光農園「柏井レジャー農園」がある。5700坪以上の千葉市内でも大きな農園で、8/1から開園する。ご主人の斉藤勇一さんは、20才から農作業を始め、お父さんが開いた観光農園を引き継いだ。「これからはブドウ、ナシ、クリ、サツマイモと、次々に実ります。千葉市内の観光農園は食べ放題ではなく、取った分をキロ計算でお支払いいただいています。入園料は無料。もぎとれる時期は、1品種だいたい2週間です。天候によってずれるので、希望する果物の品種がある方はお問い合わせ下さい」。ブドウ棚とナシ棚の続く畑。その下には約150名が座れる休憩所が設けられる。たわわに実ったブドウの木陰で、もぎたてを食べるのもよさそう。クリは自然に落ちた実を拾う。土日は午前中でなくなってしまうので、早めに出かけよう。
ブドウは8/1〜9月中旬、デラウェア、巨峰、ベリーA、タノレット。1キロ700〜1500円くらい。梨は8月下旬〜10月上旬、幸水、豊水、長十郎、新高。1キロ600円くらい。サツマイモは10月上旬〜下旬。1区画1000円。斉藤さんのお父さんがイモ作りのスペシャリストなので、はずれがないと好評だ。クリは9月初旬〜中旬。
時間制限はないので、ゆっくり見て回って完熟した実を選ぼう。見分け方は斉藤さんが教えてくれる。お土産に持って帰る人は、バス停まで少し距離があるので車で行くことをおすすめする。(米)