3月3日は、雛まつり。2月中旬から3月にかけてのイベントが少ない時期に、勝浦市で『第1回かつうらビッグひな祭り』が開催される。
2月24日(土)から3月4日(日)迄の期間中、市内は雛人形一色となる。このイベントは、全国の『勝浦』が交流を深めることで地域活性化をと、徳島県勝浦郡勝浦町と和歌山県那智勝浦町、そして千葉県勝浦市が昨年設立した『勝浦ネットワーク構想』のひとつ。
徳島県の勝浦町では10年以上前から『ビッグひな祭り』を開催している。家庭で不用になり保管に困っている雛人形を全国から集め、供養後に大々的に飾り付けをするイベントを町おこしにつなげたいと始められた。1万体の雛人形がピラミッド状に飾られた会場には、県内外から3万人以上の観光客が訪れ、大盛況だったという。
これを好例に今年から毎年、勝浦市でも『ビッグひな祭り』を開催することになった。勝浦町から届けられた7000体と、一般募集で寄付された3000体の雛人形が遠見岬神社で供養された後、市内全域に飾られる。
飾り付けや各催しの進行等は、地元の婦人団体がボランティアで行う。実行委員会の鴫原会長の話では「雛まつりだから女性主体のイベントにしようと。今はあらゆる分野で女性が活躍している時代。でも、勝浦は女は男の3歩あとを歩くという意識が残っているので、これを機に女性に奮起してほしい。それが地域の活性化になればと思うのです」。一方、副会長を任された婦人会の鈴木会長は「日本の伝統行事である雛まつりを盛り上げるイベント。多くの人に楽しんでもらいたいです。目標は10万人動員。少し高望みですか」と、笑顔で話す。
メイン会場となる市民会館のロビーには、5000体の雛人形が飾られる。他、市役所やJR各駅(勝浦・鵜原・上総興津・行川アイランド)、朝市、商店街、海中センター等の観光施設、4ヵ所の地区会場(勝浦・興津・上野・総野の公民館や集会場)でも飾り付けがされる。圧巻なのが、2月24日と3月3日の午前中のみ見られる遠見岬神社の雛飾り。境内にある60段の階段を雛壇に見立て、600体の雛人形が並ぶ。
ビッグひな祭りでは、雛飾りだけでなく様々な催しが行われる。
2月24日午前9時からは、一般募集により参加する0歳から7歳の女の子の雛行列が、遠見岬神社で健康祈願と記念撮影をした後、市民会館まで歩く。神主を先頭に男雛と女雛を装った簡易十二単をまとった女の子と水干(公家風の晴れ着)を着た男の子。その後を参加した女の子と保護者が桃の花を持って進む。
2月24日と3月3日の午前9時から正午迄、中央商店街は歩行者天国。スタンプラリーや抽選会を行う。甘酒も振る舞われる。
また、3日午前11時に、市民会館から歩行者天国まで新勝浦音頭の踊りのパレードが練り歩き、祭り気分も高まる。この後、市民会館ではコーラスとコンサートや『全国おかみさん会』の富永照子会長の講演会も。
観光商工課の屋代さんは「来年は十二単を着ての結婚式も計画しています。将来的には勝浦を雛人形のふるさとにしたいですね」とのこと。
メイン会場周辺はテントが建ち、屋台風の試食コーナーや休憩所が設けられる。見物や買い物の途中に、ひと休みできてありがたい。
作られた年代によって異なる雛人形の趣き。たくさんの雛人形に出逢える又とない機会。是非、出かけてみたい。 (内)