すっかり春めいてきた今日この頃。お花見というとソメイヨシノを思い浮かべますが、これからのシーズン、様々な花が咲き誇ります。ポカポカ陽気に誘われて、お気に入りの花を見つけに出かけませんか?
※花期は天候に左右されます。事前に問い合わせ先に確認を。また、寺や山などではゴミの持ち帰り、立ち入り禁止エリアへ入らない等、マナーを守ってください。
■ツツジ
水月寺(大多喜町小沢又)
粟又の滝へ向かう途中にある禅寺の古刹、水月寺は茅葺き屋根の鐘楼堂で有名だが、知る人ぞ知るツツジの名所でもある。例年だと3月下旬から6月初旬にかけて、町の天然記念物に指定されているクリーム色の『ヒカゲツツジ』ピンクと紫の濃淡が美しい『キヨスミミツバツツジ』ほか、サツキを含めた各種ツツジが順次、花を咲かせる。愛情こめてツツジの世話をする吉田住職のお話では、キヨスミミツバツツジは、もともとは山に自生していたものを境内に植え、その種から先代の住職が増やしたものだとか。ちなみにソメイヨシノが咲き終わる5月には敷地内の八重桜も見頃になり、6月には数百株もの色とりどりのサツキが咲き競い見応え十分だそう。
ツツジを堪能したら、足をのばして、あふれんばかりの新緑と陽光差し込む渓流の水面を眺めながらの散策もどうぞ。
■ボタン
妙勝寺(大多喜町久保)
平成9年に、町が進めていた『町並みの整備』で、ボタンを植栽したことから、ボタン寺と地元の人達に親しまれている。4月下旬から5月初旬にかけて境内を白、ピンク、黄色など約120株の花があでやかに咲き香る。4月29日(10〜16時)には恒例の花まつりを開催、年に一度の鬼子母神のご開帳がある。参拝客には甘茶が振る舞われ、境内では地元産品の販売や瀬戸物市なども。宮崎住職は、「ゆっくりしていって下さい」と一言。写真撮影時に花を傷めるので、三脚は花壇内には立てないように。
■ヤマザクラ
大塚山自然公園(大多喜町三条)
県道から少し行くと林道入口。途中、冬の風物詩といわれる養蜂家の蜜蜂箱が置いてあるが、危険なので近寄らないで。山頂までは約20分、2キロ。道々に『万葉ロードと民話の里』と謳っているように、万葉集の歌が書かれた札が100本ほど立つ。歌に詠まれた草木は札の近くにあるので見つけてみて。山頂手前の広場に至る道の両側には菜の花。新緑の山で鮮やかな黄色と山桜の薄桃色が美しく溶け込んでいる。トイレのある広場から頂上へ向かう道は左右2ルートあるが、いずれも急勾配だし短い距離、のんびりといこう。標高240メートルの頂上も広場の趣で、まるごと展望台のよう。パノラマ状に見渡せる山々や麓の景色。廃材利用のテーブルや椅子もあるので、お弁当を広げるのにいい。(内田)
※すべての問い合わせは
大多喜町役場商工観光課へ
TEL.0470-80-1146